耳が聞こえない人は、聞こえる人と比べて 圧倒的に情報量が少ない と言われています。
なぜでしょうか?
聞こえる人は「耳」というアンテナを持ち、五感フル活用で情報を得ています。
一方、聞こえない人は耳が使えないため、「触る」「見る」「嗅ぐ」「味わう」 の四感しか使えません。
しかし、耳が使えない分、手や足をフル活用して情報を取りに行く工夫 が重要になります。
本記事では、聴覚障がい者が学びを深めるための勉強方法と、インプットの工夫について紹介します。
インプットとは、記憶です。例えば、「本を読む」「人の話を聞く」などで自分の頭に知識を入れるのがインプットです。
対義語がアウトプットです。「発言する」「書く」「話す」「行動」といった、インプット(記憶した)した知識を外に出すのがアウトプットです。
情報収集の量はアウトプット量につながる
人は インプット(情報の取り入れ)量が少ないと、アウトプット(発信や行動)も少ない です。
例えば、インド料理を知らない人は、友達を誘うときに「インド料理を食べに行こう」にならないでしょう。
知らなければ、そもそもその選択肢が出てこないのです。
アウトプットを増やすためには、まず インプットの量を増やすことが不可欠 です。
そして、人はアウトプットすればするほど成長していきます。どの場面もそうですが、アウトプットして初めて結果が出ます。
「インド料理食べに行こう!」っていうと、相手の反応という結果が出ます。「おぉ!行ってみたい」になるかもしれないし、「インド料理はちょっと苦手」になるかもしれない。
そう、アウトプットして初めて結果が出ます。
しかし、耳が聞こえない人は、聞こえる人と比べて 自然に得られるインプットの量が少ない のが現実です。
だからこそ、意識してインプットの機会を増やす工夫が必要です。
耳が聞こえない人向けインプット方法
聴覚障がい者の私が特におすすめしているのが 読書 です。
本を読むことで、確実にインプット量を増やせます。
読書については、この記事で詳しく書いていますので、読書について学びたい方はこちらの記事へ! (聴覚障がい者こそ1日15分すべき理由【読書で未来が変わる】 | ユーケン。チャンネル)
また、電子雑誌サービスも非常に役立ちます。
- dマガジン
- 楽天マガジン
これらを使えば、さまざまなジャンルの雑誌をスマホやタブレットで手軽に読めます。
「なぜ雑誌?」と思う方もいるでしょう。
理由はシンプルです。
先ほど述べたように、インプット量を増やすことでアウトプット量も増えるからです。
楽天マガジンとdマガジンの料金表が以下の通りです!ご参考していただけると嬉しいです!
サービス名 | プラン名 | 月額料金(税込) | 年額料金(税込) | 無料お試し期間 | 補足・条件など |
---|---|---|---|---|---|
dマガジン | 月額プラン | 580円 | ― | 31日間無料 | 年額プランは公式には提供なし |
楽天マガジン | 月額プラン | 572円 | ― | 31日間無料 | 通常プラン |
楽天マガジン | 年額プラン | 月換算で約458円 | 5,500円 | ― | 年契約することで月割コストを下げられる |
一見役に立たなそうに見える情報も、知ることで次のような変化が起こります。
- 「こんな世界があるんだ」
- 「これ面白そう、やってみたい」
こうした気づきが、新しい行動(アウトプット)につながります。
特に、読書や雑誌は 自分のペースでじっくり情報を吸収できる ので、聴覚障がい者にとって強力なインプットツールです。
聴覚障がい者の私の体験談:聴覚障がい者の私は1日15分毎日読書していますが、雑誌も読んでいます。
最近、ビジネスで役に立つ雑誌を読んで、手のひらサイズのタイマーでしかも、操作もシンプルというアイテムの存在を知った。それで実際に買いに行って、記事執筆するとき、25分以内制限でやると集中力が格段上がりました。
実際に使っている手のひらのサイズのタイマーが写真のとおりです!
「25分以内に完成させない」という締め切り効果で、作業が以前より捗るようになりました。
何が言いたいのか言うと、インプットした知識をきっかけで変わることもあるのです。タイマーのお話で聴覚障がい者の私は以下の流れでやっていました。
- 雑誌で手のひらサイズのタイマーの存在を知る(インプット)
- 実際買いに行った(行動・アウトプット)
- 実際に使うと、使いやすいと感動
- 今も愛用!
もし、雑誌を読まなかったら、手のひらのサイズのタイマーも知らなかったし、締め切り効果による集中力の倍増もなかったでしょう。
インプットした知識でアウトプットすると変わった経験は数えきれないほどあります。タイマーの話だけではありませんよ!
聴覚障がい者協会に入る
もうひとつの有効なインプットの場が 聴覚障がい者協会 です。(各都道府県に聴覚障がい者協会があるので、地元の聴覚障がい者協会に確認して入会も可能です!)
私自身も協会に入っていますが、ここでしか得られない貴重な情報があります。
- 昔の手話の歴史
- 障害者差別解消法について
- 手話言語条例の動き
などなど。。。。
こうした聴覚障がい者協会が提供する情報などを知ることで、社会の仕組みを理解し、自分の行動の指針になります。
私の経験では、協会で学んだことを会社でアウトプットした結果、少しずつ周囲の理解が広がり、職場の環境も改善されつつあります。
インプットがあるからこそ、アウトプットにつながり、社会を動かす力になる のです。
まとめ
聴覚障がい者にとって、インプットの機会を増やすことは 自己成長のカギ です。
- 耳が使えない分、手や目をフル活用して情報を取りに行く
- インプット量が増えれば、アウトプットも増え、成長が加速する
- 読書やdマガジン・楽天マガジンで幅広い情報を得る
- 聴覚障がい者協会は実践的な知識を得るための貴重な場
- 学んだことを職場や社会でアウトプットすれば、自分も周囲も変わる
👉 成長の第一歩は、まず インプット量を意識的に増やすこと から始まります。