ここのサイトに訪問したということは、「聴覚障がい者(以下、ろう者)の対応に悩んでいる」ということではないでしょうか。
聴覚障がい者(ろう者)と健聴者(以下、聴者)の違いは、聞こえる、聞こえないです。
私ユーケンはろう者です。聴者とのコミュニケーションは主に文字によるやりとりです。
聴者がろう者とコミュニケーションをとる際、主に文字によるやりとりです。
文字によるやりとり電子ボード、メモ帳、スマホ、空書きなど
しかし、ろう者に関することで深い内容をよく知らない聴者が多いと思われます。
理解してほしい気持ちを込め、記事を書いたので、ぜひ読んでみてください。
目次
聴覚障害者(ろう者)の特性と対応方法
ここでは、ろう者の特性と対応方法を紹介します。
ろう者の特性と対応方法を知ることで、聴覚障害者と仲良くなれたり、スムーズに対応ができます。
まずは、この動画を見てほしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=YJ4ZFhLv37gより引用
最後まで見ていただけたでしょうか。
僕の職場では、今僕の障害を理解して筆談してくれたり口を大きくゆっくり話してくれていますが、僕のろう者友達で以下の通りの声がありました。
「1時間ほど会議があり、議事録を出席者に配布してくれるようになっている。しかし、1時間会議したにも関わらず、その議事録はポイントのみ書かれており、内容の把握ができない」
「とある居酒屋に予約した時、ろう者という理由で断られた。理由は対応方法がわからないからだそうです」
「耳聞こえないのをいいことにして、聴者が面白そうな表情で早口に話しかけられる」
聴者がろう者に対してどんな対応したらいいかわからない方が多いと思います。
次の章で対応方法を学んでいきましょう。
聴覚障害者(ろう者)の特性
耳が不自由な人といっても、様々です。
①大きな音しか聞こえない人
②片耳だけ聞こえない人
③小さい音でも聞こえるが、聞こえにくい人
④全く聞こえない人
様々です。
※私の場合、④全く聞こえない人です。
聴覚障害者(ろう者)の対応方法
対応方法については、文字によるやり取りが一番です。ですが、大きな音にしか聞こえない人、小さな音にしか聞こえない人などでも口話できる人がいます。その場合、その人に合わせて口話してください。
口話しても相手がわからない場合、文字によるやりとりなどの対応をお願いいたします。
日本にいるろう者の人口が30万人ほどと言われています。その一人ひとりの対応方法が違います。
ろう者が
「僕は少し聞こえますが、なるべく筆談お願いします」
「私は全く聞こえないので、呼ぶとき肩をトントンしていただけますか?」
などお願いすると思うので、聴者は配慮をお願いいたします。
私が経験した困ったこと
聞こえない理由で困ったことを挙げます。私だけじゃなく、ほかのろう者も、同じことを困っている人がいます。
・電車などのアナウンスが聞こえない。
・電話にしか受け付けてないところがあり、困ったことがあった。
・映画館で観たい映画に字幕がないと諦める。
・マスクをつけたまま話しかけられる。
・駅や道路などで突然、見知らぬ人に道を聞かれたとき、私が聞こえないという身振りを示すと、「チッ」といったような顔でされたこと。
・細い道で人や原付にしか通れない道を歩いた時の出来事。
原付が無理にして人を追い越すと、溝に転落するほどの道を私が歩いてた時、原付の方が後ろにいてたの気づきなかった。
気配を感じた私が後ろのほうを振り向くと、原付の方が「やっと気づいたかよ」と言ってるような顔していました。
ほかにも色々あります。
聴者の方が、ろう者の理解があれば、上記のようなことが、多分起こりません。
聴覚障害者(ろう者)の誤解
聴者とろう者の間に生じる誤解について説明したいと思います。
筆談するとき
たまに、乱暴で文字を書く人がいます。ろう者にとっては、怒っていると思ってしまう場合があります。本当に怒っているならそれでいいかもしれませんが、忙しくて「早く早く」と焦って、ついに乱暴な文字で書く場合があると思います。怒っているのか?と不安を与えてしまいます。
対策方法は、忙しくても、落ち着いて筆談で対応。
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口話するとき
実際に経験した誤解について紹介します。
口話するとき、ゆっくり大きく話してくれますが
①「たばこ」 「たまご」
②「おにぎり」 「おいしい」
③「おと」 「おの」
などなど・・・
共通点気づきませんか?
発音は違いますが、口の動きが似てます。
対策方法は、ゆっくりで大きく口話する場合、タバコを持っているなら、ポケットなどから取り出して見せながら話す。
身振りや空書きなどで表す。
聴覚障害者(ろう者)に関する書籍の紹介(僕のおすすめする本)
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この本は、ろう者と聴者の言葉のズレについて書かれています。
読むと、「あー、だから、こんなこと言ったから誤解させたんだ・・・」と思うことがあるかもしれません!」
聴覚障がい者への対応で困っている方はぜひ読んでほしい1冊です!
まとめ
・聴者がろう者の理解すれば、見る目が変わると思います!
・一番いい対応方法が文字によるやりとりです。
私の記事をきっかけにろう者のことを学んでみようと思っていただけたら、非常にうれしいです。
また対応方法などで悩んでいることがあれば、私でよければお問合せにてご相談ください。必ずろう者の立場で回答いたします。