聴覚障害者が「仮説思考」を学べば、仕事も早くなります。周りから仕事が早いと評価され、大きな仕事を任されたという日が来るかもしれません。
それぐらい「仮説思考」は強力な武器です。私たちは網羅思考をしている方が多いです。網羅思考とは何かを後ほど詳しく供述します。
「仮説思考」を学べば、聴覚障害者の読者のあなたは伸びることができます。
色んな思考方法は存在しています。聴覚障害者の私もいろんな思考法を参考して学びましたが、たくさんありすぎて覚えられません。ですが、仮説思考はシンプルです。今まで学んだ思考方法は何だったの?と言いたいぐらいです。
もう一度言います。仮説思考は強力な武器です。聴覚障害者だけではなく、健聴者にも役に立つ思考方法です。
網羅思考とは
仮説思考を説明する前に網羅思考のお話をします。
情報収集➡分析➡答え
という流れが網羅思考です。
網羅とは、残らず取り入れるという意味ですが、網羅思考とは、情報収集や分析し、更なる選択肢が出てきて、また情報収集や分析し、また選択肢が増えて、いつまでたっても会議が終わらないことが多いです。
なので、仕事が遅いと思われがちです。
聴覚障害者のあなたが、悩みを持っていて、まず何するのでしょうか?
人に相談したり、調べたりしますよね?
たくさんの情報を集め、最終的に自分が決めるという形になりますが、結局なかなか決められないということが多いのではないでしょうか?
そうです、たくさん情報収集しているから、たくさんの選択肢が増えてしまう。
これが、網羅思考です。だから、いつまでたっても決められません。
決めたとしても半年後だったりします。時間の無駄だといえるでしょう。
これが、ほとんどの人がやっている、網羅思考です。
もちろん、ダメとは言っていません。決断するのに時間がかかってしまうということです。
仮説思考
いよいよ本題です。強力な武器となる仮説思考です。
なぜ強力な武器だといえるのか。
網羅思考とは逆の思考方法だからです。
仮説(仮の答え)➡検証(情報収集・分析)
が仮説思考です。
要は、先に答え(仮の答え)を考えてしまうのです。そのあとは、答えがあっているかを検証します。
どうですか?
網羅思考より仕事が早いと思いませんか?
網羅思考は、答えより先に情報分析や分析し、更なる選択肢を増やしてしまうので、いつまでたっても決められません。
仮説思考は先に答え(仮の答え)を出して、行動を起こし、あっているかどうかを調べるだけです。
検証してみて、間違いだったら、また仮説を作り、検証を繰り返していくのです。繰り返していくと、間違いパターンも増えてくるので、成功に近づくことができます。
仮説思考と網羅思考
ストーリー形式でたとえの話を書いたので、理解できると思うので、読んでいただけると嬉しいです。理解はできてるという方は飛ばしても構いません。
網羅思考の場合
「アイスクリームの売り上げが落ちてる。落ちている原因を調べてくれ」と社長に指示され、調査したとしましょう。
たいていの人は、ヒアリングしたり、過去のデータを分析したりするでしょう。
集めたデータを元に会議をします。
「多分、デザインがよくないからでしょう」
「シンプルすぎるのでは?」
「県民性の問題などはないのか?」
というふうに発言が飛び混じっています。
だから、いつまでたっても終わらないことが多い。これが網羅思考です。
仮説思考の場合
アイスクリームの売り上げが落ちてる。落ちている原因を調べてくれ」と社長に指示され、調査したとしましょう。
そこで仮説を作るのです。
「派手なデザインが問題なのでは?」という仮説を立てます。
ヒアリングしたり、過去のデータなどを集め、仮説があっているかを調べます。
しかし、ヒアリングしたところ、デザインに問題はなかったとわかり、「派手なデザインが問題なのでは?」という仮説が間違いだということになります。
ヒアリングしてみると、「ちょっとまずいかな」という意見が多かった。
そこで、新たな仮説をたてます。
「まずいのは、コーヒー味が余計に混じってるから」という仮説。
製造業者に相談し、コーヒー味を抜き、試作を依頼。
試食すると、かなりおいしくなった。コーヒー味を抜き、新発売。
すると、売り上げが飛躍的に伸ばした。
網羅思考と仮説思考のストーリーを読んでもらいましたが、仮説思考のほうが仕事早いとお分かりいただけると思います。
実際は、仮説を何度も間違え、成功に近づいていくことがほとんどです。
仮説思考を積み重ねていくうち、仮説思考の精度が上がります。
まとめ
網羅思考と仮説思考の違いがお分かりいただけたと思います。
仮説思考のほうが強力だといえる理由もお分かりになったかと思います。
あとは実践あるのみです。
インプットしてアウトプットしないのは、「知らない」と同じになるので、ぜひアウトプットしましょう!
インプットしても評価はされません。評価されるのは、アウトプットだけです。
なので、この機会にぜひアウトプットしてみましょう!
仕事が早くなったと評価され、大きな仕事が任されるかもしれません!