このサイトに訪問した聴覚障害者の学生の方は、あと1年で卒業なのに、やりたいことが見つからないと焦っている方なのではないでしょうか。
実は聴覚障害者の私もあと卒業1か月前、ギリギリ就職先が見つかりました。なぜならそれまでにやりたいことが見つけられなかったからです。この記事では、今の自分が、当時の私にアドバイスするなら、どう助言するのかを、記事に執筆します。また、マーケティングの知識も活かして執筆しています。
なぜやりたいことが見つからなかったのか。それは後述の、「自分の軸」です。
また、今の聴覚障害者の私が、学生だったらどう行動してたかをも主観的に執筆しています、参考していただけると非常に幸いです。
その記事をきっかけに就職先が見つかると非常に嬉しいです。
内定されるまでの経緯
卒業学年進級してから内定されるまでの経緯を書いています。
卒業学年は専攻科二年生でした。専攻科1年はダラダラと過ごしてたためにやりたいことが見つかるはずがありませんでした。その当時のやりたいことと言えば、ゲームでした。
ゲーム漬けの毎日でした。当時の担任教師がそろそろ就職先探したほうがいいと忠告を受けるにも聞きませんでした。そんな生活を1年間送り、専攻科2年進級しました。
専攻科2年も、専攻科1年と同じ担任教師でした。その担任教師が恩師です。専攻科1年の時より厳しく指導を受けました。理由は就職の為です。
しかし、当時の心境としては、卒業までに1年あると言っても、まだまだ長いと思っていました。しかし、あっという間に5月になり、少し危機感を持ちました。自分から就職先を調べるようになりました。そこから3つの候補を決めました。
保護者と担任教師、進路担任と面談し、3つの候補を申し込み、進路担任の手続きのおかげで第一志望の某メーカーの面接試験を受けることにしました。
1次面接は通ったのですが、2次面接は通りませんでした。その時、更なる危機感を感じました。なぜなら、仕事を見つかるのは簡単だと思っていた甘い自分に対し、考えが間違ったことに危機感を感じました。
更にお世話になった学校の就職率は100%で維持したいからなのか、より厳しく指導を受けました。
面談を続け、別の某メーカーの面接試験を受け、1次面接は通ったのですが、2次面接は通りませんでした。
ゲームしてる場合じゃないと感じ、自分を高めるために「マナー」「文章」などの勉強もしながら、担任教師、進路担任とともに就職先を探しました。
約30社回ったように思います。不採用を続け、勉強も続け、11月になったある日、進路担任が今勤務している某メーカーの人事部を学校に呼んできてくれました。
10分ほど面談し、2週間の就職体験させてもらうことになりました。後で知った話ですが、進路担任のおかげで「就職体験させて、採用するかを様子見ます」と言っていただいたそうです。
冬休み1週間削り、合わせて2週間の就職体験をしました。その時は「就職体験させて、採用するかを様子見ます」という話があったことは知らなかったのですが、「採用されるような人になろう」と心がけ行動しました。
しかし、耳が聞こえないことでコミュニケーションのズレ、報告漏れなどのトラブルが生じました。
しかし、就職体験最後の日に課長、班長、人事部と私4人で面談し、来年の4月、一緒に働くことになるかもしれません。と言われたとき、非常に嬉しかったです。
そして、2月初めに入社試験を受けました、内容は5教科、小論文、面接でした。1週間後、内定通知が届きました。
両親を初め、担任教師、進路担任などのおかげです。
では、ここからは、今の自分が、就活時代の自分だったらどう行動してたのか、どう助言をしてたのかを書きます。ご参考していただけると嬉しいです。
自分の軸を定める
多くの人は「やりたいことがない:と嘆きます。当時の私もそうでした。しかし、やりたいことがないのは、明確な理由があります。それは
自分の軸
がないからです。
簡単に言い換えると自分を知ることを努力してきただろうか。もし、努力してこなかったと気付いたのなら、今から自分を知る努力をしてください。早くて1日でできます。ただ、じっくり考える時間も必要なので、できれば、時間のある土日が望ましい。
もちろん、自分の軸は一人ひとりそれぞれ違うので、自分を知る作業も大事になります。
まず、自分の軸を定めてください。「でも、自分の軸を定めたとしても、会社によって自分を欲しいのか、欲しくないのかが決めるのでは?」と思うかもしれません。
当時の私もそうでした。今ではそう思いません。なぜなら、お互い選び合っていることを忘れてはいけません。自分も会社を選んでいる。会社も採用するかを決めている。
もう一つ忘れていませんか?どの会社でも採用基準があります。例えば、聴覚障害者の私が社長だったら、「面白いアイデア発想のできる人」「リーダーシップのある人」を求めます。だから、面接でじっくり話し合って採用するかを決めるわけです。
では、就活時代の私が自分の軸を定めるとしたら以下の通りです。
- コミュニケーション力が鍛えられる環境
- アイデアも出せる環境
です。
会社の採用基準と同じように、自分の軸も定めないとやりたいことを産まれるはずも選べるはずもありません。当時の私の経験、今の私の考えから確信しています。
自分の軸を定める方法
方法は意外とシンプルです。自分の価値観から定めてみてください。
今の聴覚障害者の私の場合は、以下の通り
- 経営スキルが身につくこと
- 成長させてくれる環境
- 文章を書かなければならない環境
これらは将来、経営者になるために必要なスキルが身につくための自分の軸です。
根拠としては経営者になるためには文章が必須です。また、経営になるために色々経験しておく必要があります。しかし、今勤務している某メーカーでは経験させてくれません。
だから、今ブログやYouTube、Twitterなどで文章を書く環境、そして、マーケティングの経験もできています。さらに経験を積める、経営者のオンラインサロンに加入しています。
これが自分の軸を定めているからこそです。
聴覚障害者の読者のあなたの価値観は何でしょうか?そこから最低でも2つは自分の軸を定めてみてください。
例えば、聴覚障害者の読者のあなたの価値観は知っていることをいろんな人に教えて幸せを与えたいとします。
そこから考えられる自分の軸は以下の通り
- さらに高度な、又は色んな知識が身につくこと
- 教える技能向上させてくれる環境
と考えられます。そこからやりたいことが産まれてきます。
順番としては自分の軸を定める。そして、やりたいことを探す。
ただ、自分の軸は自分でしか決められません。ある程度、聴覚障害者の私が助言するのはできますが、最終的に自分で決めるしかありません。また、軸を変えることを恐れないでください。時代が変わると軸も変わってくる場合が多い、それでもかまいません。
自分の軸を定めるメリット
面接で5秒以内に発言ができることです。
先ほど供述したように会社も採用基準があります。採用基準をもとに採用するわけです。それと同じように聴覚障害者の読者のあなたも会社を選んでいます。
聴覚障害者の読者のあなたの自分の軸が「成長のスピードが早いこと」「アイデア発想しなければ進められない環境」だとします。
会社を調べていくうちに「成長のスピードが早いこと」「アイデア力のある人材を求める」という会社があったとします。エントリーし面接を受け、自分の軸を定めると「この会社を調べて、日本を動かすアイデア力を持った集団だと知り、私もそこに身を置くと成長のスピードが早く、この会社にも早く貢献ができると確信したからです」という風に伝えられます。
採用するということは、会社があなたを買っています。だからこそ、自分の軸を定めて、伝える事ができるようになります。さらに5秒以内に発言できると熱意が伝わります。
スキルが最大の資産
先ほど自分を定める、の重要性を理解していただけたと思います。定めるとやりたいことも見つかるはずです。
やりたいことが見つかったら、後はスキルを磨きましょう。
先ほど供述しましたが、これらは将来、経営者になるために必要なスキルが身につくための自分の軸です、とありますが、この記事も一つです、要は文章を書かなければならない環境です。
また、相手の事を考えて書くのも、ビジネスの一つです。
これが私のやりたいことです。もし、自分の軸を定めてなかったらスキルも磨けるはずがありません。
更にスキルを磨いておくと、会社が万が一、倒産してしまったとしても、聴覚障害者の読者のあなたのスキルは奪われることのない、個人の資産です。
例えば、聴覚障害者の読者のあなたがプログラミングできるとします。それがあなたのスキルです。プログラマーが欲しい会社に採用してくれます。
このようにスキルはあなたの貴重な個人の資産です。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
やりたいことを探す前に自分の軸を定めることが大事。定めることでやりたいことなどが見つかります。自分の軸を定めるとは、自分を知ることです。
自分を知らなければ、何が得意なのか、何が苦手なのかなどがわからないままになります。
補足として、「己を知ることが進歩の土台」とありますが、本当にその通りです。
今からでも自分を知って、自分の軸を定めて、それを成長させてくれる会社を探しましょう!
自分の軸を定めることで、やりたいことを見つかり、面接にも伝えられるようになります。
また、スキルも磨けるようになり成長も早くなります。
素晴らしい会社を見つけること、祈って執筆させていただきました。