ビジネススキル

【頭が良くなりたい聴覚障害者必見】頭の使い方に悩みがなくせる方法

このサイトに訪問した聴覚障害者は「耳が聞こえないし、情報が少ないので、頭が悪い」「聞こえる人のほうが上だから、自分は無理」と色々な悩みを抱えている方ではないでしょうか。

聴覚障害者の私も昔、あなたと同じ悩みを抱えていました。

「聞こえる人は情報が耳に入るので、成長も早い。僕は情報が耳に入らないから、成長が遅い」と自分をダメにしました。

ですが、今では全くそう思いません。理由は至ってシンプルです。「頭のいい人の思考回路(頭の使い方)」をパクったからです。(パクる=真似)

スポーツでいうと、上手い人の技をパクる。勉強で言うと賢い人の勉強方法をパクる。仕事でいうと仕事ができる人の行動をパクる。

原理的に全く同じです。

色んな思考法の本を読み、その中から聴覚障害者の私が役に立った思考法を紹介致します。

聞こえないからできないのではなく、頭の使い方を知らないだけ

200冊以上のビジネス書を読んできて、そう実感しました。過去の私を思い出せば、まさに「聞こえないからできないのではなく、頭の使い方を知らないだけ」のだったと確信しています。

東大生は生まれつき頭がいい人だとイメージされる方が多いのですが、彼らの頭の良さは、100人中99人は後天的に身についたものです。

もちろん、圧倒的な努力を積み上げた結果、東大生になったというのはあります。それができたのは、東大生の思考回路をパクったからだと言われています。

聴覚障害者の私も、成功者の思考回路(頭の使い方)をパクっています。

武道・茶道でよく使う言葉

一回は聞いたことはあると思いますが、

守離破

武道・茶道などでよく使う言葉です。

意味は以下の通りです。

師匠に言われたこと、師の流儀・型を習い『守る』こと。
師の流儀を極めた後に、他流も研究すること。その型を自分と照らし合わせ、自分に合ったより良いと思われる型をつくることにより、既存の型を『破る』こと。
自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。師匠の型、そして自分自身が造り出した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から『離れる』こと。

『守・破・離』(しゅ・は・り)の考え方ついて | シューワ (shu-wa.jp)より引用

分かりにくい方がいらっしゃると思うので、私なりに簡単にまとめたものがこちらです。

すでに成功している人を真似する。真似したことを実践する。基礎固め
「守」を少し崩して、自分に合った方法を見つける。工夫する。
自分オリジナルの方法ができる。進化したようなもの。

聴覚障害者の私も、今の段階は「守」です。真似をしている最中です。

まず、これを頭に入れて、この先も読んでいただけると非常に勉強になります。

頭のいい人の頭の使い方

まず、複雑に考える必要はありません。シンプルすぎる方法です。

それは

アンテナを張る

ことです。

アンテナを張るだけで頭が良くなるの!?と思っている方がおられるかもしれませんが、ひとつ実験していただきたいことがあります。

記事を読むのを一旦止めて、以下の質問を回答お願いします。

「今から周りを見てください。何も考えず。」

見ましたか?

では、もう一つの質問です。「赤いものはいくつありましたか?」

どうですか?おそらく、答えられません、

では、すみませんですが、もう一度記事を読むのを一旦止めて以下の質問を回答お願いします。

「周りを見て、赤いものはいくつありましたか?」

「なかった」「赤い車、赤い服の二つ見つけた」などいろんな回答が出ます。

それが「アンテナを張る」です。要は「意識をする」です。

「アンテナを張る」となぜ頭が良くなるのか

聴覚障害者の読者のあなたに外国人の恋人ができました。

しかし、英語力はそんなに自信がありません。けど、大切な外国人の恋人だから、英語で話せるようになりたい」と勉強を始めました。そこが「アンテナを張っている」状態です。

博物館や水族館などで、展示物の説明に英語が書かれているときが多いのですが、ほとんどの人は読まないのではないでしょうか。

逆に「彼女と英語で話せるようになりたい」と思うと、英語も読むようになります。理由は「アンテナがあるから、情報をキャッチできる」からです。それで英語力を高められます。頭も良くなってきます。

まさに一石二鳥なのではないでしょうか。

頭が良い人は常に「アンテナを張っている」と言えます。

アンテナを張る対象とは

先ほど、英語で例を出しましたが、アンテナを張る対象は、自分の夢に関するものだと思うのではないでしょうか。

例えば、美容師になるのが夢なら、上手い人の技術、方法などを真似る。その上、お勧めの本を紹介してもらう。

一流企業に就職するのが夢なら、すでに一流企業に就職した人の話を聞く、聞いた話から参考して、自分が足りないところを分析し、自分を高めるなどをします。

それが「アンテナを張っている」と言えます。

東大生の「頭の使い方」としてはアンテナを張る対象は「なんでも」です。

例えば、聴覚障害者の私は週に一回、スタバに通い、記事を書いているのですが、一つ気づいたことがあります。それはエプロン2種類があることです。調べたところ、スターバックス独自の社内試験で合格した人がつけられるものでした。

初めて知りました。調べていくうち、「茶色エプロン」もあるのか?と知りました。

茶色エプロン着用条件としては、以下の通りです。

スターバックスが年に1回行う、コーヒーの祭典とも言われている【アンバサダーカップ】に優勝することで、茶色のエプロンと「コーヒーアンバサダー」という称号も得ることができます。黒エプロンの全取得者が目指している目標でもあり、日々の成果を発揮できる大会でもあります。

スターバックスのエプロンの色の違いを調査!赤・黒・茶色の意味は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」 (gourmet-note.jp)より引用

調べていくと「へぇー!茶色エプロンもあるのか」

こんな感じに新しい知識も入ってきます。

このようにアンテナを張り、しかも「なんでも」にすると、周りから色んな情報をキャッチができ、雑談にも活かせます。聴覚障害者の私個人の実感として、耳が聞こえない分、まるで、音が入ってくるのかように、インプットできます。

頭がいい人の記憶方法

聴覚障害者の私は周りから「お前は記憶力いいなぁ」とよく言われます。

自分で言うのなんですが、記憶力トレーニングしたからだと思います。

ですが、実際、覚えられるもの、覚えられないものがあります。

例えば、英語のアルファベットは26個、ポケモンの名前、技など1000種類以上。

普通に考えれば、数が少ない26個の英語のアルファベットのほうが覚えられます。しかし、1000種類以上もあるポケモンの名前、技などはほぼ覚えています。

聴覚障害者の読者のあなたもそんな感じだったのではないでしょうか。

今でもポケモンの名前はほとんど覚えています(笑)

英単語を覚える際、何度も何度も書いて覚えていく勉強方法だと思いますが、結局、忘れた方が多いのではないでしょうか。

頭が良い人は記憶力が良いというイメージですが、少ない努力量で覚えられるのではなく、見方を変えているだけです。

要は丸暗記はしません。

例えば、「unnite」

この英単語、どこかで見たことがあるはずです。「ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ」という言葉も一回聞いたことあるのではないでしょうか。「ユナイテッド」はこの「unnite」です。日本語訳すると結合です。

したがって、ユナイテッド・ステイツとは「州を結合」する意味です。

そこで「uni(ユニ)」と言えば、色んな単語があります。

ユニフォーム、ユニット、ユニークなどです。

では、先ほど供述した、「unnite」です。日本語訳すると結合とありましたが、結合するということは1つにすることです。それを頭に入れて、ユニフォーム、ユニット、ユニークの意味を調べ、関連づけると以下の通りです。

  • ユニフォームとは、1つの服に統一したもの
  • ユニーク=他にないただ1つの個性
  • ユニット=2つのものを1つにする

ちょっと遠回り作業になりましたが、そのほうが覚えたのではないでしょうか?

まとめていうと、頭がいい人は「丸暗記するのではなく、関連付けて覚える」ことです。

言い換えれば、見方を変えて覚えているのです。

こうすることでスポーツなどでユニフォーム着るとき、「あぁ、ユニフォームとは、1つの服に統一したもの、だったな」と思い出せたりします。

理解で覚える

先ほどの記憶方法は「関連付け」と説明しました、次は「理解して覚える」方法です。

まず、知っていただきたいのが、全ての物事に結果があります。

例えば、円周率は3.14です。それはただ決めたからではありません。「何か」があって、そういう結果になったわけです。

聴覚障害者の私も円周率3,14の「なぜ」スーッと納得できたサイトがこちらです。

全ての物事に必ず結果があります。しかし、私たちは「結果」を丸ごと暗記します。しかし、結局忘れてしまうことが多いです。

要は「結果」に対し、疑問をぶつける。「なぜ?」でぶつける。

手話も同じです。

手話をそのまま覚えるのではなく、なぜこの手話表現なのかをセットに覚えると、覚えられます。

頭のいい人の説明方法

私のある友達が、複雑なニュースやお話などを、「こういうことだよ」と言われ、「なるほど!」と勉強になることが多いです。

これが、頭のいい人の説明方法だと思っています。頭のいい人の多く使う言葉が「要するに」でした。要約力が高いと言えます。

言い換えれば、「情報取捨選択」=「要約力」です。

また、要約をし、記憶も可能になります。

全ての物事に背景があります。川を例えると、「上流」「中流」「下流」があります。

私たちがほとんど見ているのは、「下流」です。例えば、下流を見て、汚れていた場合、ほとんどの人は「うわー汚い」と思います。

頭が良い人は上流で何があったのかを推測、あるいは見にいきます。

例えば、雨が原因だ、とわかってきます。

例えば、事件のニュースで「あおり運転で、人をはねてしまった」とあったとします。

原因は「運転者があおり運転したから」だと思うのですが、背景としては「ストレス社会」「コロナパニックによるストレス」「腹が立つことがあった」などいろんなことが考えれます。

説明するとなると、「おそらく、コロナのストレスで爆発しイライラして、あおり運転につながった可能性もある」なども説明ができます。

説明とは相手の「既知」と物事を結びつけること

人間は新しいことを理解する能力はほとんどありません。例えば、全く聞きなれない分野、前提の知識が全くない状態で理解するのは絶対にできません。

でも、それでも人間はいろんな知識を身に付けています。

それは、「既知」と物事を結びつけて理解しているからです。

先ほどの「unnite」も、始めてみる人で理解できた人というといないでしょう。

そこで、統一という意味を知り、unniteの意味も理解できたわけです。

もし、unniteの意味を調べて、統一の意味も知らなかったら理解はできません。

それが「既知」と物事を結びつけて理解している、と言えます。

私たちはたくさんの「既知」のおかげでいろんな知識を蓄えています。

それは説明にも応用ができます。

頭がいい人の説明はたとえが上手い人です。

要するに、相手の「既知」と組み合わせて説明しているのです。深く言えば、相手の理解度を考慮して、説明です。

一を聞いて十を知る

頭の良さを表現する「一を聞いて十を知る」とありますが、ほとんどの人は「1つのことを学び、10個以上の情報を知る」と思っていますが、実はそうではありません。

確かにそれができる人は憧れます。しかし、実際は

1つの物事に対し、10個以上の見方

があるわけです。

だから、まるで「1つのことを学び、10個以上の情報を知る」のように見えるわけです。

例えば、「コーヒー」をみると、「コーヒーといえば、ブラジルだな」「コーヒーはカフェインが入ってるから寝る前飲むと眠れなくなる」「ミルクコーヒーは甘いよな」などいろんな見方ができます。

少し心理学的なお話になりますが、「確証バイアス」があります。

確証バイアスとは

「確証バイアス」とは、認知バイアスの一種で、自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集めてしまい、反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする傾向のことをいいます。最初に思い込みがあると、多様な情報があっても、最初の考えを支持するような情報ばかりが目に付いてしまうのが確証バイアス。ビジネス、SNS、医療、政治、科学、雇用など、実生活のさまざまなシーンで散見されます。

確証バイアスとは――意味と例、都合のいい情報だけを無意識的に集めない対策は – 『日本の人事部』 (jinjibu.jp)より引用

要するに、自分が「正しい」と思ったことは「正しい」と思う情報だけを集まってしまう。逆に自分が「間違い」だと思ったことは「間違い」と思う情報だけを集めてしまう。こんな風に「自分が信じたものは正しい」と思ってしまう。

こんな経験はないでしょうか。

初対面で「いい人」だと思い、交流を深めていくうちに悪い面が現れたとします。ほとんどの人は「仕事で上司に何かされてイライラしてるのだろうな」などを考えてしまいます。なぜかいうと、「いい人」だと信じているからです。

これが確証バイアスです。

ほとんどの人は確証バイアスがあり、1つの物事しか見れないということになります。そこでバイアスを外すと、いろんな物事が見られるようになります。

確証バイアスを外すと、発想力が鍛えられる

聴覚障害者の読者のあなたに質問です。

「氷が解けると何になる?」

ほとんどの人は「水になる」と答えます。正解です。しかし、理科のテストで「氷が解けると何になる?」に対する答えに「春になる」と書いた児童がいたそうです。

確かに雪が解けると春になる、辻褄が合うような気がします!

このように、いろんな視点で見ることで発想が出てきます。

確証バイアスは人間の本能でもあり、すぐ外すのは難しいかもしれませんですが、少しずつ外していきましょう!

まとめ

お疲れ様でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事は聴覚障害者の私が学んだ、頭のいい人の思考方法でした。

聴覚障害者の私も実践してみて、効果があったと実感しています。今でもその思考方法で取り組んでいます。

大事なのは、「守破離」です。それは絶対に忘れないように取り組んでいきましょう!

先ほど紹介した、頭のいい使い方はいくつかありましたが、大事なのは、「アンテナを張る」ことです。しかも、「なんでも」です。

これは今すぐ誰でも、障害の有無に関係なく実践ができます。