読者のあなたが、聴覚障害者児を持つ親であれば、子どもの将来を考えてあげるのに参考していただけると非常に幸いです!
スキルといっても、色々あります。聴覚障害者の私の経験を元に、聴覚障害者が最低でも身に付けてほしいスキルを紹介します。
スキル習得したら、、役に立つ場面がきますし、会社などで「耳が聞こえなくてもできるんだ!」と思わせることができます。
スキルというのは、継続で身に付けられます。継続なしで身に付けられないので、頑張って身に付けていきましょう。
目次
スキルとは
ゲームを想像してみましょう!
ゲームでのスキルは、剣スキル、弓スキル、斧スキル、格闘スキル、魔法スキルなどありましたよね!
読者のあなたが、ゲームで剣スキル身に付いたとしましょう。となると、あなたは剣のプロです!
では、剣スキルでボスと戦ったら勝てます。
逆に、弓スキルでボスと戦うと、勝つのが難しい。
なぜなら、弓スキルが足りないからです。
人生も同じです。
営業で役に立つスキルは、コミュニケーションスキル、思考スキル、分析スキルなどでしょう。
製造で役に立つスキルは、観察スキル、感性スキル、思考スキルなどでしょう。
それぞれに応じたスキルを磨いていかないといけません。
営業マン30年歴の人が工場勤務に転職すると、営業でのスキルが工場勤務で役に立つことは、少ないでしょう。
ですが、この記事で紹介したいのは、聴覚障害者がどの仕事でも役に立てる共通スキルです。
人生をゲームに例えたら、スキルの大切さがわかってくるはずです!
聴覚障害者が最低でも身に付けてほしいスキル
マナースキル
「当たり前!!」と思うかもしれないですが、聴覚障害者の私が、その「当たり前」と思ったことが社会の世界では通用しない。
聴覚障害者同士での会話は主に手話です。その癖が会社にも表れ、「なんだアイツ」と思われることがあったりします。
簡単にいうと、聴覚障害者の何気ない行動が、そのままその人の印象として与えてしまうことが多いです。
例えば、聴覚障害者が安全確認のため、キョロキョロする。健聴者からすれば、集中力が足りない人という印象が与えられる。
人を呼ぶとき、ついに手招きしてしまい、失礼な人という印象が与えられる。
聴覚障害者同士なら問題ないことが、健聴者にとって、不愉快を与える場合が多いです。
聴覚障害者同士での会話を楽しむのも素晴らしいですが、健聴者とのコミュニケーションをとることも大事です。
ろう学校で聴覚障害者同士で楽しむのもいいですが、地域の健聴者の友達と遊ぶことが大事です。
聴覚障害者の私はずっとろう学校にいてて、健聴者の友達と遊ぶことはあまりなかった。その結果、社会人になり、健聴者に不愉快を与えてしまうことが多かった。
マナースキル身に付ける方法
・健聴者の友達をたくさん作り、健聴者の行動などを徹底的に真似する。
・マナーの本を購入し、勉強。
・毎日、自分の行動を振り返り、マナー悪いところはないかを反省する。
コミュニケーション・文章スキル
聴覚障害者は文章苦手とする方が多いです。なぜかいうと、健聴者は周りの会話が自然と耳に入りますが、聴覚障害者は耳に入らないことが多い。
健聴者は、24時間も情報が入ってきますが、聴覚障害者は目で見た時だけです。
普通に考えれば、圧倒的な差があります。
その分、文章苦手な方が多いです。聴覚障害者の私もそうでした。
社会人なり立てのころ、文章下手で、表現間違いなどで、誤解を与えたり、ズレたり、色々ありました。
この経験から「言葉」は怖いと感じました。
8年前、初めて配属され、やらせてくれた仕事をしたとき、私のミスで手が滑って、製品を落として割れてしまい、上司に謝罪しました。上司から「なんでミスしたの?」と説明を求めました。
「しっかり持っていませんでした。すみませんですが、もう一つのものがあります。」と言うと、上司が「2つともミスしたの!?」と言われました。
私が言いたかったのは、私のミスで壊れた製品を、予備のものを使わせてくださいと言いたかったのですが、表現間違いで、2つともミスしたと思わせたようです。
少し長い話し合いになってしまいましたが、解決できました。
コミュニケーション・文章スキルを身に付ける方法
・健聴者の友達とコミュニケーションたくさんとる。
・文章力を鍛える本を購入し、丸写し。
実際に私が文章力向上した勉強方法がこちらの記事です。勉強方法が知りたい方は読んでみてください。
まとめ
聴覚障害者がどの仕事でも役に立つスキルはマナーとコミュニケーションです。
マナーとコミュニケーション以外のスキルは、やっている仕事に合ったスキルを身に付けてください。
聴覚障害者の私が、最低でも身に付けてほしいスキルは、マナーとコミュニケーションスキルです。
聴覚障害者同士でのコミュニケーションが仕事にも通じると思ったら大間違いです。
ただ、ろう者だけの会社なら問題ないですが、健聴者と関わる場合が多いので、身に付けるべきと言えるでしょう。
ぜひ、スキルを身に付け、楽しい人生を!