ビジネススキル

聴覚障害者が学ぶ「人を動かす言葉の魔法」を習得しビジネス成功させよう!

聴覚障害者が健聴者と雑談する際、言葉のズレなどで行き詰っていることはありませんか。

健聴者と雑談すると、視野が広がるのに行き詰まると会話が成り立たないと悩んでいる聴覚障害者も多い。聴覚障害者の私もそうでした。

私が行き詰った主な理由は、「言葉のズレ」です。言葉は怖いもので、ズレで誤解を与えてしまったり傷ついたりしてしまう。もちろん、悪いイメージばかりではなく、喜ばせたり、嬉しい思いさせたりすることができるのも「言葉」です。

言葉1つで人を動かせることができる。ここで、言葉の不思議について一緒に見ていきましょう。

読み終わった聴覚障害者のあなたは「言葉ってそんな力があるのか」と思うようになれます。恐らく、言葉の勉強し、器用的に使いこなせるでしょう。

言葉の真の目的とは

言葉っていうのは、人に読ませるため、伝えるためにあるのは正解です。

読んで、伝えて、納得させる。ほぼ毎日しているのではないでしょうか。リアルではなくても、LINE、メール、ブログ、なども同じことが言えます。

そんな言葉の目的は、人を納得させるためにあるのですが、真の目的は何かを一緒に考えていきましょう。

言葉は「人に納得させる」為にあるが、本当に納得させる為だけですか。一緒に検証していきましょう。

「成功者は夢を諦めない」

この言葉はよく聞くと思いますが、「当たり前」のことで胸に響く方は少ない、むしろ、いないではないでしょうか。

では、こう変えたらどうでしょう。

「成功者は、飢え死にしそうなときでも夢を諦めない」

ぐっと真に迫ってきませんでしたか。例えば、ノーベル賞受賞することが夢だとして、研究に莫大な費用を使い、食べるお金がなくなっても諦めず研究を続けている場面を想像できるのではないでしょうか。

要は短い文章を読ませ、想像させる力があります。しかし、真の目的はこれではありません。

想像させて、そのあとはどうするでしょうか。「ほかの人に伝えさせる」「覚えさせる」などがありますが、真の目的は「人を動かす」ことです。

人に動かす言葉の例

「やってください」

「やりましょう」

指示する時、この二つの言葉を使う上司が多いではないでしょうか。聴覚障害者の読者のあなたがこの二つの言葉を読んでみて、やろう!と思えるのは、どっちでしょうか。

ほとんどは後者を選びます。なぜでしょうか。

もし、僕が聴覚障害者の読者のあなたに「この記事を最後まで読んでください」と言われたら最後まで読もう!と気持ちが湧いてこない。

逆に「この記事を読んだ後、言葉の面白さが10倍理解できるので、最後まで読みましょう」と言われたらどうでしょうか。読もう!!になりませんか?

「ください」だと命令口調を感じませんか。逆に「しましょう」だと、やろう!と思いませんか。

このように「ください」「しましょう」を変えるだけでも意味は大きく違います。

人を動かす言葉の書き方

人を動かす文章を作る際、ワンメッセージを心がけることが大事。

人を動かそうと思ったら、自分が伝える事を考えるのではなく、「相手にどうしてほしいのか」を考えて書くことが大事。

例えば、レストランを人に勧める場合を想像してみましょう。

「噂のあのハンバーグレストランへ行ってきたよ!めっちゃおいしかったよ!」

「噂のあのレストランへ行ってきたよ!ナイフを入れた瞬間、肉汁がジュワっとあふれてて、びっくりするほどのおいしさだったよ!」

後者のほうが想像でき、行きたくなるのではないでしょうか。むしろ、聞くと腹が減りませんか(笑)

仕事など、真面目なところでは理論的に説明しないといけないことが多いのですが、人を動かすには感情をこめて、「相手にどうしてほしいか」を書くことが大事です。

「明日の14時までに100個作ってください」 これでは、自分が伝えたい文章です。

「非常に申し訳ないのですが、明日の14時まで100個作ってくれますか」とお願いし、「できます。ただ、今日は残業が必要になります」と言われたとしましょう。

「なるほど。残業はさせたくないので、応援をお願いしてくるので、今日中に60個完成させましょう!」と言われると、「残業はしたくない」「応援してくれないと残業になる」と考えている相手にとっては嬉しいですし、頑張ろうと思いませんか。

相手を動かすには、相手の心を読み取り、応えられるような言葉で返すと、人を動かせます。

大事なのは、「自分が伝えたい」ことを伝えるのではなく、「相手にしてほしい」ことを伝える意識です。

意識を変えれば、自然に文章も変わる。

まとめ

言葉は伝える武器になるし、人を動かす武器もなることがわかっていただけたかと思います。

自分が伝えたいという意識で書く、相手にしてほしいという意識で書くのでは、大きく違います。

人を動かそうと思ったら「相手にしてほしい」意識で文章を組み立てていくことが大事。

興味があったら、キャッチフレーズの勉強をしてみることをお勧めします。