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【知らないと損】働く聴覚障がい者が役に立つ問題解決能力の高め方とは

  • 仕事や人生での問題解決能力を高めたい
  • 問題解決能力の重要性は何かを知りたい
  • 問題解決の流れを知りたい

と悩んでいる聴覚障がい者に向けて、問題解決方法を身に付ければ、誰でも問題解決ができるようになります。

この記事では、聴覚障がい者の私が十数回ほど実践した問題解決の経験をもとに、聴覚障がい者の後輩にわかりやすく解説するつもりで紹介しています。

問題解決を十数回ほど実践して、たどり着いた「わかりやすく問題解決能力を高める方法」を紹介しています。

問題解決で悩んでいる聴覚障がい者の読者はぜひその方法を身につけて、何度も実践して血肉化していきましょう!

問題解決の流れ

十数回ほど問題解決を挑戦しましたが、この「問題解決の流れ」は絶対に覚えていきましょう。これは問題解決の型ですから。

問題解決の流れ
  1. 問題発見(課題発見)
  2. 原因の特定
  3. 解決策の立案
  4. 実行

繰り返しますが、この流れは絶対に覚えて、変えてはいけません!

聴覚障がい者の私は卓球クラブに入っています。卓球でも問題解決をしています。一緒に問題解決していくつもりで読んでいただけると嬉しいです!

問題発見(課題発見)

問題解決をするためには、まず問題を発見しなければなりません。「問題発見(課題発見)」という最初の一歩を踏まないと永遠に解決できません。

課題は一般論でいうと、理想と現実のギャップです。

例えば、ダイエットでいうなら、理想は50キロ。現実は70キロだとします。理想と現実の差は20キロです。つまり、ギャップ(課題)は20キロです。

それが課題です。

要するに、どうすれば20キロ減量できるかを考えていくのです。

卓球の場合で課題発見する場合もロジックツリーを使います。以下の画像は聴覚障害者が実際にやったロジックツリーの木です。

オレンジ色の部分を見るとフォアが課題が多いと分かります。つまり、フォアが苦手ということがわかります。

本来はギャップ(課題)は数字を表さないといけないのですが、ここは一旦、定性表現として、「克服」と書いておきます。

原因の特定

問題(課題)には必ず原因が存在しています。

仕事や人生で失敗したら必ず原因が存在しています。原因を突き止める身近な方法は「なぜなぜ分析」です。「5回のなぜ」で原因を突き止める方法です。

また、先ほど紹介したロジックツリーも原因を突き止める方法のひとつです。

なぜフォアが苦手なのかを考えていくと以下の図のようになります。

フォアでミスが多い原因を分析していくと、オレンジ色の部分が原因だとわかります。

原因は大きく分けると

  • 強く打ってる
  • 大きい

だとわかりました。確かに先輩たちも強く打ちすぎ、大きすぎると指摘されています。

大きく打っているから戻りも遅く、足の動きも遅くなります。つまり、全ての原因は大きく打っていることです。

小さく打てるようになれば、戻りも早く足の動きも早くなります。

原因を特定する身近な方法
  • なぜなぜ分析
  • ロジックツリー

解決策の立案

原因を特定したら、次はいろんなアイデアを出して、解決策を提案します。

その前にいろんなアイデアを出す前に仮説を立てていく必要があります。仮説とは仮の答えです。

なぜ仮の答えを先に出すのか。それは仕事もそうですが、早く進むからです。会議をイメージしていただくとわかりやすいです。数十人の意見を出し合って、10個以上の選択肢があったとしてもなかなか決められないといった経験はあるはずです。そこで先に仮の答えを出してしまえば、合っているかを検証していくたけです。どっちのほうが早く進むのかはイメージしたらわかると思います!

仮の答えを出す

卓球でフォアのミスが多い原因は「大きく強く打っている」とわかりました。

では、どうしたら小さく打てるようになるかを仮の答えを出していきます。最初は「課題練習でたくさんのボールを出して、小さく打つクセを身につくようにする」でした。

アイデアの出し方

卓球の話とはすこし逸れますが、興味がある方は読んでいただけると嬉しいです!読み飛ばすことも可能です!

アイデア量産する7つの質問があります。これをSCAMPER法(スキャンパー法)と言います。

7つの質問
  • 代用・・・何か代用できないか
  • 結合・・・組み合わせられないか
  • 適応・・・ほかの何か応用できないか
  • 変更・・・何かを修正できないか
  • 転用・・・何かほかのことに変えられないか
  • 削減・・・何かを減らせないか
  • 逆転・・・何かを逆転させられないか

まずは、7つの質問をしていって、ありえない、無理そうなアイデアでもいいので、とにかくいろいろと出していきましょう!そのあと、アイデアを形になれる方法を考えていきましょう!

アイデアを形になる方法を考えるとき、注意してほしいのが、以下の3つです。

  • コスト(お金)
  • 品質(スキル)
  • 時間(納期)

アイデアが形になれない原因の多くはこの3つの事故です。

もちろん、お金がたくさんあれば、有利です。しかし、お金をたくさんかけずに効果の高いアイデアを出したいという方、企業が多いのではないでしょうか。

聴覚障がい者の私も会社にいろんなアイデアを提案しましたが、9割ほど断られました。今思えば、この3つの事故だったなと感じています。

とはいえ、低予算ながらも高い効果が得られた事例はたくさんあります。例えば、「カメラを止めるな!」という映画は200万円という低予算で制作し、31億円の興行収入が得らえたと言われています。

日本映画の制作費用は平均で5000万円と言われています。「カメラを止めるな!」の制作費は200万円と言われており、その差はなんと約4800万円です!

200万円制作の映画に、31億円の収入は非常にすごいですね!

このように、お金をかけずに実現できる方法を考えていくこともありです!

卓球の課題解決アイデアで、例えば、1か月後試合を控えているとします。それまでにフォアの苦手克服しないといけません。あと4回しか練習できないが、もう少し練習時間を増やしたいとします。

  • コスト(お金)
  • 品質(スキル)
  • 時間(納期)

をそれぞれ当てはめていくと

  • コスト(お金)・・・2000円しか使えない。練習場借りるお金1時間500円
  • 品質(スキル)・・・フォアの練習がしたい
  • 時間(納期)・・・大会まで残り1ヵ月のうちあと4回しか練習できないが、もう少し増やしたい。

つまり、4時間練習すると2000円使い果たします。ということは4時間しか練習できないということです。試合までの交通費もあるし、実質1回しか練習できません。

どうしたらいいか。真っ先に思い浮かぶのが、イメージトレーニング、素振りです。

このように、アイデア発想法を身につくと解決案が思い浮かびます。

実行

解決策を考え、実行しました。

まず、やったのが、練習相手にフォア面にボールを出してもらって、聴覚障がい者の私がフォアドライブで返球する方法でした。

その結果、少しずつ小さくなり、入るようになってきました。しかし、試合になると癖で大きく打ってしまい、足の動きも遅れボールに追いつかないこともありました。

つまり、練習はできるが、試合になるとできないという状況です。

仮の答えとして「練習試合を増やす。その際、小さく打つを意識する」でした。

監督にお願いし、いろんな人と練習試合し、小さく打つように意識しました。

十数回ほど練習試合を重ね、小さく打つようにし、入るようになってきたと実感しています。

その結果、今まで1回も勝てなかった人に勝てるようになりました。しかし、そこで終わりではなく、問題解決は続きます。なぜなら、勝てたとしても課題はたくさんあるのですから。

つまり、常に問題解決していくと着実に成長していきます。

実践が一番大事な理由

一緒に問題解決していくつもりで読んでいただいたと思いますが、その中で大事なのが実践です。

なぜなら、実践しないと変わらないからです。もう一言を付け加えると結果が出ないからです。

結果が出る、いわゆる、答えがわかります。ということはまた新しい課題が見つかるので、問題解決を繰り返して成長していくのです。

聴覚障がい者の私も小さく打つようになってきたと実感していますが、正直、足の動きが遅いのが課題です。そこを問題解決思考で実践していくと、原因は「打ったら戻るという癖がない」だと突き止めました。だから、今では3点フットワーク、バックで攻撃したら戻るというクセを身に付ける練習をしています。

「問題発見」➡「原因特定」➡「解決策の立案」➡「実行」

順番通りにできる人は少ないです。理由はシンプルで面倒くさいからです。

しかし、面倒くさくても順番通りにやっていけば、解決につながりやすくなります。

問題解決能力の鍛え方

問題解決能力の鍛え方は色々ありますが、聴覚障がい者の私個人的に効果的な方法はあらゆることに「それはなぜ?」「だからなに?」をぶつけることです。

「それはなぜ?」「だからなに?」をぶつける

「それはなぜ?」

子供は親に「車動くのはなんで?」など、「なぜなぜ」と親に聞きますよね。あのような感じで、いろんなことに「なぜ?」をぶつけるのです。

例えば、私たち当たり前のように使っているスマホ。指でタッチすると反応します。では、なぜタッチすると反応するのでしょうか。

簡単にいうと、指が静電気を吸い取ることで反応しているためです。

このように、当たり前のように使っているものでも、「なぜ?」と疑問を持ち、調べたりしていくことで問題解決能力が高まっていきます。

卓球の場合、足の動きが遅いのはなぜ?と掘り下げて、大きく打っているから戻りが遅く、足の動きも遅くなるというふうに考えていくのです。

「だからなに?」

「だから」は原因と結果を表すときに使いますよね。

「だから」は論理的思考を高める練習にもなります。つまり。問題解決能力を高める練習にもなります。

卓球で大きく打つから戻りが遅く足の動きも遅い

このように、「大きく打った」から「戻りが遅く、足の動きも遅くなる」

というふうに、原因と結果を考える癖も身につきます。

逆に、「小さく打った」から戻りが遅く、「足の動きも遅くなる」

の場合、原因と結果の関係が合わないでしょう。その場合、

「小さく打った」から「入るようになった」という関係ができます。

「それはなぜ?」「だからなに?」とあらゆることにぶつけていくことで、自然と問題解決能力が鍛えていきます。

とはいえ、聴覚障がい者の私の経験上、最初はしんどいです。しかし、続けていくうちに癖になっていくので、それに伴い、問題解決能力も高めていってるという実感があります。

「だから」の効果

少し話を逸れますが、豆知識として、原因と結果を表す「だから」ですが、実はたった3文字で最強の効果が存在します!

なにが最強なのかいうと、自然と肯定的な文章が作れるということです。

例えば、仕事終わったら、「疲れた。でも、頑張るしかないよね」とネガディブワードと自然と浮かぶのではないでしょうか。

そこで、「でも」を「だから」に置き換えるとどうでしょう。

「疲れた。だから、今日もよく食べて、しっかり寝て明日への活力を蓄える」

という風に自然と肯定的な文章になります!

まとめ

聴覚障がい者の読者も身についてほしい問題解決を紹介させていただきましたが、まず、順番を覚えていくことです。そして、絶対に変えてはいけません。

問題解決の流れ
  1. 問題発見(課題発見)
  2. 原因の特定
  3. 解決策の立案
  4. 実行

また、順番通りにやるのがめんどうくさいからと飛ばす人も多いです。飛ばしても解決できるときはできます。実際に面倒くさくても順番通りにやったほうがいいのです。なぜなら解決する確率が大きく上がるからです。

理想と現実のギャップ(課題)を見つけ、原因の特定し、解決策を打ち出し、実行していく。

実行すると結果が出るので、悪くても、良くても、また課題を見つけ、問題解決を繰り返していくのも大事です。

卓球でも同じです。問題解決し、勝てなかった人に勝てたら終わりではなく、問題解決を繰り返しています。

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