ビジネススキル

健聴者が聴覚障害者への配慮する際、注意すること

このブログに訪問した健聴者は手話を覚え始めている人か、聴覚障害者への興味を持った方ではないでしょうか。

聴覚障害者の私にとってはうれしいです。感謝いたします。理解してくれる人を広げたくて発信しました。

私は一人でも多く聴覚障害の特性などを発信していきたいです。

このブログは私聴覚障害者本人が書いているので、より学べると思うので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

聴覚障害者とコミュニケーションする際の注意

手話のレベルは聴覚障がい者それぞれ違います

私は今まで25年間手話を使っています。なので、ほとんどの手話ができます。

教えることもできます。

ですが、聴覚障害者の人は手話ができると思ったら大間違いです。

ろう学校(聴覚障害者の支援学校)を出た人ばかりではなく、普通の学校に出た聴覚障害者もいます。

ろう学校は毎日手話を使うために自然と上達していきます。普通の学校は主に口話や筆談のために口話や文章を書く力が上達していきます。

つまり、育った環境によって手話のレベルが違います。

私の両親は健聴者ですが、手話ができるので、毎日手話使っていました。要するに、毎日手話を使っている人はほとんどの手話が通用できます。

育ってきた環境は一人ひとり違うので、臨機応変をよろしくお願いします。

口話ができる聴覚障害者に対しても配慮を

普通の学校で育った聴覚障害者は口話ができる方が多いです。口話ができても、耳が聞こえないことには変わりがないです。

ですが、その方に接する際、ゆっくり大きく話せばより理解ができると思います!

私の場合、ゆっくり大きく話してくれば、より理解できますが、100%理解は難しいです。早口の場合、ほとんどわかりませんw

筆談する際の注意

聴覚障害者の方が電子ボードかスマホを出して筆談やりとりをお願いする場合があります。

筆談する時、以下の2つを意識してほしいです。

1、文は短く

2、難しい単語を使わない

要するにシンプルな文章で伝えましょう。

私の場合、読む力を鍛えるために何冊も読書してきたので、難しい単語でも理解ができることが多いのですが、すべての聴覚障害者が当てはまるわけではありません。

特に初対面の聴覚障害者やわからないことを聞かれた時の対応する際、以上の2つを意識してほしいです。

聴覚障害者は見た目で判断するのは難しい

視覚障がい者は白杖やサングラスなど、肢体障がい者は車いすなど、つまり、見た目でわかる障がい者です。

ですが、聴覚障害者は健聴者と同じように見られることが多いです。

前のニュースで、同じ聴覚障害者として腹が立たしい記事がありました。

内容は以下です。

「イヤホンと誤解するから外せ」

そもそも、イヤホンをしながらの運転は「周囲の音が聞けない」からこそ禁止されているのに…

これでは本末転倒ですね。

                      buzzmagより引用

補聴器をイヤホンだと間違うのは自分でも理解できます。「これはイヤホンではなく、補聴器です」と説明すれば済みます。

ですが、「イヤホンと誤解するから外せ」という言い方は僕もこう言われたら嫌です・・・><

聴覚障害者は見た目で判断するのが難しいです。なので、自分から言わないと、相手はわからないので、隠さず、ハッキリと耳が聞こえないと伝えましょう!

健聴者の方は、聴覚障害者ですといわれたら、筆談で対応よろしくお願いいたします。また、筆談できない状況の場合、スマホを出して、短い文章でわかりやすく、でいいので、よろしくお願いいたします。

私が思う、障がい者に対応してほしいこと

障害者と健常者と平等に対応する義務があると、私は考えています。

・車いすの方が入れない居酒屋があった。車いすでも入れるようにしてほしい。

・スーパーなどで忙しくても、忙しいからといって、聴覚障害者への対応を後回ししないでほしい。

・視覚障害者の杖が人に当たって、「痛いわ!」と蹴った人がいてた。視覚障害は目が見えない分、杖で歩いてることを理解してほしい。

・電車の中で手話を見て、「手でなんかしてるよ!」という目で見られたことがあった。手話は聴覚障害者の言語だと理解してほしい。手話を変だと思わないでほしい。

・知的障害は人より理解するのが遅いことが多いけど、バカにしないでほしい。知的障害だって、理解しようと頑張ってるんだよ。僕の親友の知的障害もそうだったから。

・ミスが多い、考えられないなど、発達障害の人がいるけど、1か月以上同じこと繰り返してたら、解雇するのではなく、なんかあったの?とか聞いてあげてほしい。もし必要であれば、病院へ連れていくとか、行くのを勧めてほしい。

・知的障害はすぐキレることもあるけど、友達だと思うなら、理解してあげてほしい。知的障害だって、たぶん自覚しているから。

・どの障害でもそうですが、軽い障害、重い障害の人がいます。対応方法も違うことを理解してほしい。

私は肢体障害、知的障害、視覚障害の知り合いはおられますが、みんなは「障害」だと思わず、頑張っています。

頑張っているので、見守ってあげてほしいです。

健聴者の方は、障害者に少しでもいいので、1%でもいいので、関心を持ってほしいです。

障害者への対応方法がわからない時は

日本の人口は1億人いるといわれています。その中、障害者は約1000万人いるらしいです。のこりの9000万人が健常者です。

健常者中心の社会は、障害者と接する機会があまりないため、「対応方法」がわからないと思うのは当然だと思います。

私は、視覚障害、肢体障害など、聴覚障害以外の障がい者への対応は経験してきたのですが、視覚障害の場合、点字を使っています。私は点字わかりません><

白杖も何度も見たことあるのですが、正しい使い方はわかりません><

肢体障害は車いすを押したり、介護したりするのですが、触ったらダメな部分もある方がいます。私もやった時、痛い!と怒られたことがありました。

このように、見てわかるイメージが、実際正しい使い方、やり方がわからない方が多いと思うのです。

その場合、簡単です。

私、何をしたらいいのかを聞いてみましょう。

また合理的配慮という言葉があります。その意味は以下の通りです。

合理的配慮とは、障害のある人が障害のない人と平等に人権を享受し行使できるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて発生する障害・困難さを取り除くための、個別の調整や変更のことです。

https://snabi.jp/article/30より引用

私もそういわれたら非常に嬉しいです。そういう人を増やしてほしいです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

聴覚障害者に対する理解を深めることができましたか。

プロぐなどに通じて聴覚障害者に対する理解を広めていきます。

ご協力をよろしくお願いいたします。

聴覚障害者と接する際、大事なことは

合理的配慮

です。

もう一つ、

差別的な言動

をしないことです。

読者の健常者のあなたに質問します。

あなたが車いすに乗っている肢体障害だとします。

あなたは、「すみませんですが、階段手伝ってくれますか」と健常者にお願いした場面を想像してみてください。

健常者が、そんなの自分でしてください。本当は歩けるでしょう」と言われたらどんな気持ちになりますか。

嫌な気持ちになるし、腹が立ちますよね><

これが

合理的配慮ができてないし、差別的な言動になります。

理解が広まることを願って記事にしました。

改めて最後まで読んでくれてありがとうございます。