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聴覚障害者マークと聴覚障害者の運転について、聴覚障害者が徹底解説

このサイトに訪問した健聴者の方は聴覚障害者マークってどんなマークなのか、気になっている方なのではないでしょうか。また、聴覚障害者の方はどんな方法で運転されているのかが気になっている方なのではないでしょうか。

私たちがよく知っているマークといえば、初心者マーク、高齢者マークではないでしょうか。

最近、免許更新講習、自動車技能講習などで聴覚障害者マークを認知されている方が増えてきていると思います。

といはいえ、「聴覚障害者って周りを見ながら運転するの?」「パトカーなどの緊急車両のサイレン音が聞こえるの?」「音が聞こえない中で運転して大丈夫なの?」といった疑問を持つ方が多いと思います。

実際に聴覚障害者の私も「音が聞こえないので、運転気を付けてください」と言われたことがあり、内心でムッとしたことがあります。もちろん、言った人が悪いのではなく、知らなかったでしょう。

このような経験は何度もあり、この記事で聴覚障害者マークを知るとともに、疑問解消を貢献ができたらと思います。

聴覚障害者マーク一覧

聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク)

免許更新講習、自動車技能講習などで1回は見たことがあるでしょう。これは「聴覚障害者が運転しています」と周りに知らせるマークです。

このマークは初心者マークと同じ扱いになります。したがって、このマークにつけた車に幅寄せしたり、割り込みに行った運転者は罰られますので、気を付けるようによろしくお願いします。

筆談マーク

あまり見ないマークですが、こんなマークもあります。

https://www.jfd.or.jp/2016/12/01/pid15854より引用

図を見ての通り、互いに筆談していることを表しています。

このマークの意味は「筆談で対応します」「筆談で対応お願いします」です。

手話マーク

筆談マークと同じくあまり見ないマークですが、手話マークがあります。

https://www.jfd.or.jp/2016/12/01/pid15854より引用

手話=「手で話す」ことから、手で動きを表す意味もあります。

このマークは「手話ができます」「手話で対応お願いします」の意味があります。

耳マーク

https://www.signmall.jp/blog/mimi-mark/より引用

このマークは病院や市役所などで1回見たことがある方多いのではないでしょうか。

聴覚障害者の私も病院や市役所へ行く時、指で耳マークを指します。すると、聴覚障害者だと理解してくれて、筆談で対応してもらえます。

もう一つ、聴覚障害者の私(利用者)にとっては、耳マーク表示されていると理解してくれていると安心ができます。

耳マークは一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会により管理された聴覚障害のためのシンボルマークで、聞こえない人々の存在と立場を社会一般に認知してもらい、コミュニケーションの配慮などの理解を求めていくためのシンボルです。

sgin mallより引用

ヘルプマーク

聴覚障害者マーク一覧を見て、初めて知ったマークもあったのではないでしょうか?

筆談マーク、手話マークはあまり見ないマークかもしれないのですが、こういうのがあると、知っていただけたらと思います。

では、ヘルプマークについてお話させてください。ヘルプマークは以下の画像の通りです。

https://snabi.jp/article/163より引用

このマークを1回見たことがある方が多いのではないでしょうか。これはヘルプマークと言います。

意味は以下の通りです。

ヘルプマークとは、援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成されたマークです。このマークを見かけたら、電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。

ヘルプマークについてより引用

読んでの通り、ヘルプマークは援助や配慮を必要としている方が身に付けている場合が多いです。

例えば、外見ではわからない持病などの方も身に付けている場合もあります。外見で分からない持病とは、一部の例で表すと「聴覚障害」「内部障害」などがあります。

このマークを見かけたら、思いやりのある行動をよろしくお願いします。

ヘルプマークは以下で購入ができます。

ぜひ、身内に障害の方がいる、友人などに障害の方がいれば、ヘルプマーク紹介してあげましょう!

聴覚障害者の運転について

マークについて、初めて知ったり、深い意味も知ったりで驚いた方が多いのではないでしょうか。

聴覚障害者の私の個人的な感想かもしれませんが、少しずつ聴覚障害者の理解が広めてきたと感じています。ただ、対応方法がわからない方が多いように感じます。これからも広めていきたいと思います。

さて、運転についての疑問を解消していきましょう!

パトカーなどの緊急車両のサイレン音について

聴覚障害者が運転する際、補聴器を付けないといけません。つけない状態で運転すると反則金取られる可能性があります。イメージはメガネをかけて運転するようなものです。

だから、補聴器を付けて運転すると、サイレン音などが耳に入ります。

聴覚障害者は周りを見ながら運転するの?

運転者なら誰もがわかると思いますが、いちいち周りを気にしながら運転すると危険です。

聴覚障害者は耳が聞こえないので、いちいち周りを見て運転というイメージを持つのは当然だと思いますが、そんなことはありません。

健聴者と同じように、前を見て、眼球を動いて、運転しています。

ただ、後ろ気になるようであれば、ワイドミラーを取り付けることがオススメです。

聴覚障害者の私の友人の聴覚障害者もワイドミラーを取り付ける方が非常に多いです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

聴覚障害者マークは色々あると知って、驚いた方が多かったのではないでしょうか。手話マーク、筆談マークはあまり見ないのですが、「あること」を知っていただけたら幸いです。

また、ヘルプマーク見かけたら配慮のある行動をよろしくお願いします。

「音が聞こえないので、運転気を付けてください」と言われたとき、内心ムッとしたのですが、ただ知らないのだと思っています。ですが、補聴器をつけて、運転することはできます。

理解を広めるとともにマークについて認知していただけたらと思っています。

また、この記事をいろんな人に見せて、聴覚障害者マークを認知広めていただけると非常に嬉しいです。