YouTubeでルーティン動画も投稿していくと、聴覚障害者ユーザーからユーケンのように毎日頑張りたいという声が届くようになった。本当に嬉しい限りです。
そんな聴覚障害者の後輩に伝えたいことを手紙にしました。
本記事は、5年間のビジネスで得た気づきや、私自身の恥ずかしい失敗談を綴ります。ぜひこの記事を読んで、最短最速で激熱聴覚障害者ビジネスマンになっていただきたいです。
目次
聴覚障害者の後輩へ。「人生の本質」を語る。
聴覚障害者の後輩に「20代はどんなふうに過ごしたの?」と聞かれたら、私は「人生を変えるためにビジネス活動をしてきた」と答えます。
約5年間、自動的にお金を稼いで、最高の人生を創造できるのは、ビジネス。ただ、このように思うまでには、たくさんの失敗を重ねてきました。正直、失敗して涙を流したこともあります。そんな思い聴覚障害者の後輩にはしてほしくないので、先回りして人生の本質を綴ることにしました。
もしあなたもビジネスで人生を変えることを目指すのなら、本記事を私の経験を知識としてご活用してください。
1通目|大事な人のために頑張れるか
「大事な人」と表現していますが、「夢」に置き換えることもできます。
人生は1度きりです。時間も有限です。大事な人と一緒にいる時間も限られています。
人は2種類があります。1つは毎日同じように過ごす、2つ目は変化のある毎日を過ごす。
後者のほうが人生が変わります。仕事から帰って、食べて、テレビをつけて、風呂に入って、ベットの上でスマホをいじる、そんな毎日を送ると、人生が変わることはまずありません。
仕事から帰っても勉強、筋トレ、休みの日でも勉強、遊ぶときは遊ぶという生活を送ると人生が変わります。
つまり、「大事な人のため」「夢のため」という「頑張る理由」があると、変化のある毎日を過ごすようになり、人生を変わり始めていきます。
頑張る理由があると、人は頑張れるようになっていくのです。
2通目|アイデアは組み合わせから
この見出しをみて「え?」と思ったのではないでしょうか。
聴覚障害者の私も「アイデアは自分の頭でゼロから考える」イメージでした。
アイデアというのは、多くは組み合わせから始めたものです。例えば、スーツケースは「取っ手」+「ケース」を組み合わせてできたものです。
このように、アイデアは組み合わせができている場合がほとんどです。ゼロから頭を捻るのは最終手段のときだけです。
「アイデアは考えるのではなく、探せ」という言葉もありますが、まさにそうです。つまり、考えるほうが無駄と言えるかもしれません。探して、探して、何と何と組み合わせる作業を進めるほうが早く進められるでしょう。
3通目|常に上を目指す
「現状維持は衰退」という言葉があるように、現状維持しているようで、実は衰退しています。
つまり、常に上を目指して行動すると、真の現状維持になるわけです。
例えば、聴覚障がい者の読者のあなたがビジネスで成功するためにビジネス書を読んでいるなら、1週間に1冊、1日100ページという目標を設定して、進めていくことが現状維持につながります。
失敗してもいい。大事なのは、常に上を見て行動してほしい。立ったまま上を見るのではない。上を見ながら行動すると、成長にもつながります。
4通目|いい意味での思い込み
思い込みって聞くと、マイナスなイメージします。いい意味での思い込みは「勘違いする力」とも言えます。
人間の脳は、言葉を真に受けます。聴覚障がい者の読者のあなたも経験があるはずです。「できない」と思ったら動けなくなる。これは、脳が「できない」と判断して、心のブレーキをかけているのです。
逆に自分は「できる人」だと思うと、できる人ふりになれます。できる人のふりは悪いイメージしがちですが、一番いいのが、メンターの真似することです。
聴覚障がい者の私はメンターの真似をしています。「話し方」「ビジネスマインド」「服装」などを全て真似ています。
今でも「師匠のようになったつもり」で行動しています。
いい意味で、自分は「できる人」だと勘違いするように思い込んで行動すると、ビジネスでの成果もあげられます。
5通目|最初は小さな目標から
いきなり高い目標を設定すると、無理にしなきゃいけなくなる。無理にすると体調崩して治すための時間をかけたらもったいない。
例えば、マラソン大会で20㎞完走する目標だとします。マラソン大会まであと半年です。練習を始めるとき、まず、小さな目標から始めていくことです。
聴覚障害者の私がおすすめするのが、「確実に行動したら達成できる目標」です。言い換えれは、手に届ける目標です。
「今日は2㎞走る」というように、確実に達成できる目標を作り、それを毎日積み重ねていくことです。
今日は2㎞、明日は3㎞、明後日は4㎞、1か月後、10㎞という風に「確実に行動したら達成できる目標」の設定を繰り返して、徐々に伸ばしていくことです。
「確実に行動したら達成できる目標」を繰り返して設定して、行動を積み重ねていくことをオススメします。
6通目|常に相手目線で行動する
ビジネスは人と人の成り立ちです。商品を買うのも人です。商品はいいかどうかを決めるのも人です。
営業も同じく、営業トークするときは常に相手目線で話すこと。相手を主語にする。
聴覚障害者の読者のあなたがビジネスを始めるためのパソコンを買いに行っています。どっちの文言だと買いたいと思うのでしょうか。
A、このパソコンは高能性で16時間駆動できます。
B、このパソコンは電源のないカフェでも長時間作業ができます。
まず、解説から入ります。Aの主語は「モノ」です。Bの主語は「人」です。
つまり、Aは「メリット」で、Bは「ベネフィット」です。人が商品を買うとき、商品を買った後の未来を想像します。その未来を想像させる役割があるのは、Bの文章です。
つまり、買い手がほしいのは、パソコンそのものではなく、電源のないカフェでも長時間作業できるようにしたいというわけです。
もう一度言います。私たちが欲しいのは「商品」ではなく、「未来」です。そのために常に相手目線で行動することです。
とある整骨院の方のお話を紹介します。70代の男性で腰痛持ちの方がいました。その男性に可愛い孫がいました。しかし、腰痛で抱けないという悩みを抱えていました。可愛い孫をどうしても抱きたいと感じた男性の方が整骨院に毎月通っているそうです。
つまり、その男性が欲しかったのは、腰痛を直すことではなく、「可愛い孫を抱ける」または「楽しい老後を送る」という未来というわけです。
商品はあくまでも、良い未来を叶える手段と言ってもいいかもしれません。
問題です。
A、車の中が広い自動車
B、家族全員の思い出が作れる自動車
主語が「人」なのはどっちでしょうか。
答えは、Bです。
このように、ビジネスとは人との関わりで成り立っているので、常に相手目線で考えて行動することが基本中の基本です。
相手目線で考えると、自然と主語が「相手」になります。ただ、最初は難しいかもしれませんですが、慣れると自然とできるようになります。
7通目|結局、勝つのは継続
これが最後の手紙になります。どこでもそうですが、継続が全てです。学生のころ、もしくは今、読者のあなたが聴覚障害者の大学生であれば、思い出してみてほしい。部活が上達してきたのは、継続だからではないでしょうか。
6限目の授業が終わって、体育館などに移動し、毎日練習を続けてきたから上達してきたのでないでしょうか。
もう一つ大事なことをお伝えします。継続と書いてありますが、1つ勘違いしてほしくないのが、ただ続ければいいのではありません。試行錯誤です。
スポーツであれば、フォームが間違ったまま練習を続けると負ける原因になります。だから、フォームを修正しながら続けていくわけです。
継続も大事ですが、大事なのは、修正を加えながら続けることです。
最後に|当たり前のことを当たり前に
成功って聞くと、人並み以上に作業してきたから成功したとイメージします。実際は「当たり前のことをやっただけ」なのです。
人に何かしてもらったら「ありがとうございます」と必ず伝える。
もちろん、会社のトイレの清掃員にも「ありがとう」を伝える。気持ちよくトイレを利用できるように、掃除してくれているのに対し、お礼を伝えるのです。
ひとりの時間を作って、ひたすら勉強を続ける。
誰でもできて当たり前のことを積み重ねた結果が成功につながります。