ビジネススキル

【必見】実際に聴覚障がい者と会って手話で会話したほうが早く伸びます

  • 独学で手話の勉強しているけど、限界を感じている。
  • 効率のいい勉強方法があれば知りたい。
  • 手話の勉強する意味あるのか、最近考え始めるようになった。

という人に向けて、手話の正しい勉強法を知ってもらって、上達できるようになります。

この記事では、聴覚障がい者の私が手話を教える立場になって、色々と試行錯誤して、着実に上達できる方法を紹介しています。

色々と試行錯誤してたどり着いた「着実に手話上達できる方法」なので、手話の勉強で悩んでいる方はぜひその方法をやってみてくさい。

手話学習の注意点

まず、手話学習を始めるにあたって、注意してほしい3つを紹介します。

手話の完全独学

長い時間をかけて独学したら合格できる資格は聴覚障がい者の私が知っている限りでは20個以上あります。しかし、手話の場合は、独学を必死にやっても残念ながら限界があります。

独学で必死に手話単語の表現を覚えていこうと思ったら可能です。そこで1年かけて1000の手話単語を頭に入れているとしましょう。

そこで実際に聴覚障がい者と手話で会話すると覚えた手話単語と違ったり、全く知らない手話だったり、お話がズレてくるようになってきます。(少しオーバーな言い方かもしれないですが、これは完全独学した場合です)

聴覚障がい者の私の先輩が「手話の本はいらない。実際に聴覚障がい者と会って話したほうが伸びる」と言っていました。

聴覚障がい者の私も先輩の言葉に賛成しています。聴覚障がい者の私も手話を教える立場ですが、ほぼ本を使わずに会話しています。お話していくにつれて、「〇〇の手話はなに?」「この手話はなに?」と聞かれたら答えていきながら会話を楽しんでいます。

手話表現は全部同じ

見出しのように「手話表現は全部同じですか」と手話初心者によく質問されますが、手話表現はみんな同じではありません。先ほど書いたように、「聴覚障がい者と会話すると覚えた手話単語と違ったり、全く知らない手話だったり、お話がズレてくるようになってきます。」とありました。

実は、手話は2種類があります。それは標準手話と方言手話です。聴覚障がい者の私なりに簡単にまとめると以下の通りです。

標準手話・・・全国共通の手話

方言手話・・・地域ごとの手話(方言手話を「地域手話」という人もいます)

聴覚障がい者の私は和歌山在住ですが、もちろん和歌山だけの手話(方言手話)があります。昔は標準手話と方言手話を混同していましたが、今では、区別できるようになっています。

県外の聴覚障がい者とお話するときは基本的に標準手話を使います。とはいえ、方言手話を表現したり、されたりするときも多く、その場合、お互いにひとつの手話として頭に入れています。

方言手話についてわかりやすい動画があるので、ぜひ見てご参考してみてください!

YouTubeより引用

手話学習はコツコツと

手話は毎日使うと一番早く伸びますが、現実的には毎日手話を使うのは難しいではないでしょうか。職場に聴覚障がい者の方いたり、配偶者が聴覚障がい者の方だったりする場合、自然と毎日手話を使うことになると思うので、みるみる上達していきます。

聴覚障がい者の私の知り合いで手話を学んでいる方で、元気なときは週に3か所のサークルへ行って、自ら聴覚障がい者のところへ行って、手話で会話しているそうです。

これはひとつの例ではありますが、積極的に自ら聴覚障がい者のところへ行って、手話で会話していく方法もあります。

先ほど供述したように、「手話は毎日使うと一番早く伸びますが、現実的には毎日手話を使うのは難しいではないでしょうか。」とあるように、聴覚障がい者と毎日お話できなくても、週1回のサークルに通うなどでコツコツとじっくりやっていくのが大事です。

ビデオ通話などで手話の勉強

LINEビデオやzoomなどで聴覚障がい者と会話する方法もあります。

電波の調子が悪く、会話の途中で止まったり、話がズレたりすることがありますが、お家にいても手話を使えます!

手話サークルで通っている健聴者から手話検定もうすぐなので、手話練習させてほしいとビデオ通話お願いされることはあります。

このように自ら積極的に聴覚障がい者にビデオ通話をお願いし、手話の練習をさせていただく方法もあります!

効率のいい手話の勉強方法

手話レベルを早く上げるには、目の前にいる聴覚障がい者と毎日お話することです。なぜなら、先ほど書いたように、手話を毎日使うからです。

しかし、現実的に難しいという方も多いのではないでしょうか。職場で聴覚障がい者と連携して仕事したり、配偶者が聴覚障がい者だったり、家族に聴覚障がい者がいたりする場合、毎日手話を使うので、上達していきます。

何度も書いたように、月1回でも手話サークルに通って聴覚障がい者と手話でお話することです。それが聴覚障がい者の私にとって、効率のいい手話の勉強方法だと思っています。

聴覚障がい者の私が今までいろんな方に手話を教えてきましたが、やっぱり実際に手話を使ってお話したほうが伸びます。

ただ、1回だけではなく、何度も会ってお話していきましょう!

また、zoomで手話で会話する機会もあります。その際、録画機能がついており、それを使って録画して、自分が自分を客観的に見れるので、それで復習してもらっています。

すると、次会ったときに、少しスムーズに会話できるようになりました。

手話の勉強する目的

最近、手話通訳士になりたいから手話の勉強を頑張っているんだけど、伸びないといった相談を私の元に寄せてきます。

目的(ゴール)は明確しているのに、成果が出ないといった悩みを抱えている人もいます。

まず、何度も繰り返しますが、週に1回サークル、もしくは月1回サークルに通ってコツコツと学んで覚えていくしかないです。

身近でわかりやすいイメージでいうなら、運転免許取得のために教習所です。

つまり、週に1回の教習所へ行って、少しずつ運転の仕方を覚えていく。教えてもらったその日、家でもイメトレする。

そこで読者のあなたに提案です。

それは、目標の見える化です。

目標の見える化

目的にたどり着くためには目標が必要です。しかし、ただ勉強していくだけの人も多いようにと感じています。

例えば、今月は30単語を覚えていく。来月は60単語覚えていくといった方法です。

1ヵ月は30日あります。1日1単語または2単語覚えていくといった方法です。

もう少し詳しく言うと、行動したら必ず達成できる目標を作るのです。1日10単語覚えていくといった目標を作ったとしましょう。1日10単語は必ず達成できる目標なのか、自問自答していくということです。

逆に1日1単語であれば、必ず達成できるのではないでしょうか。

このように行動したら必ず達成できる目標を設定し、着実に手話を覚えていく。

目標の見える化にし、行動していくと、進捗度合いも見えるようになるので、モチベーションも保てます。

目標の見える化のひとつの例として参考していただけたら嬉しいです!

【目標の見える化の例】

  • 2024年10月→30単語覚える(1日1単語)
  • 2024年11月→40単語覚える(1・3週目は2単語、2・4週目は1単語)
  • 2024年12月→60単語覚える(1日2単語)

もちろん手話サークルへの通いも並行しながら。

このように行動したら必ず達成できる目標を作って、取り組むと手話上達はできます!

ただ、先ほども書いたように手話単語だけ覚えていても、限界はあるので、手話サークルへ行って、積極的に聴覚障がい者とお話する機会も作っていくのも大事です。

まとめ

手話学習するときの注意点が3つあります。まとめると以下の通りです。

  1. 完全独学で手話の勉強すると残念ながら限界があります。だから、実際に聴覚障がい者と会って手話で会話すると上達していきます。聴覚障がい者の私もいろんな人に手話を教えてきましたが、何度も会えば会うほど上達していっています。
  2. 手話表現はすべて同じではなく、2種類があります。ひとつ目は「標準手話」、ふたつ目は「方言手話」です。私たちが基本的に使うのは標準手話です。
  3. 手話学習はコツコツとやっていきましょう。毎日手話を使う環境にいるのが一番理想なのですが、現実的には難しいのではないでしょうか。だから、週に1回、月1回でも手話サークルに通って、積極的に聴覚障がい者と手話と会話していくことが大事です。

手話の効率の良い勉強方法といったら、やっぱり聴覚障がい者と実際に会ってお話していくことです。聴覚障がい者の私も今までいろんな人に手話を教えてきましたが、実際に会って手話でお話したほうが全員伸びています。ただ、1回だけではなく、何度も会うことです。

手話の勉強するとき、目標の見える化も実践すると達成度合いも見えるので、モチベーションが保てます。

例えば、以下のような目標設定する方法もあります。

  • 2024年10月→30単語覚える(1日1単語)
  • 2024年11月→40単語覚える(1・3週目は2単語、2・4週目は1単語)
  • 2024年12月→60単語覚える(1日2単語)

もちろん手話サークルへの通いも並行しながら。

zoomやLINEビデオなどで手話で会話練習したい場合、お問合せよりご連絡ください。