このサイトに訪問した聴覚障害者はコミュニケーションの大切を改めて理解したい方なのではないでしょうか?
ビジネスは交換で成り立っています。普段聴覚障害者の読者のあなたがお客様に商品を提供しています。それで対価としてお金をもらいます。
逆に普段の買い物もそうです。お店の商品を聴覚障害者の読者のあなたが買うと、お金と商品を交換します。
企業と従業員は労働力とお金を交換しています。部内の評価は部への貢献と交換しています。
このブログを読んでいる聴覚障害者の読者のあなたは何と交換していると思いますか?
それは、聴覚障害者の私が学んだ知識を、聴覚障害者の読者のあなたに提供をしています。何と交換しているのかいうと、あなたの読む時間と私の知識と交換しています。
交換とコミュニケーションは大きく関係しています。これを知ってほしくて記事執筆させていただきました。
詳しく後ほど供述しますが、コミュニケーションの中で「伝える」スキルが最重要になります。
なぜ「伝える」が最重要?
恋愛を考えてみましょう。
好きな人がいたら、告白します。それが「伝える」です。ですが、「好き」だと伝えないと、相手はわかりません。
要は「伝わらなければ意味がない」ということです。恋愛だけではなく、どこでもそうです。この記事を執筆している聴覚障害者は、聴覚障害者の読者のあなたが理解できるように心がけているのですが、伝わらなければ、「私の書き方に問題があった」ということになるでしょう。
それぐらい、「伝える」スキルがコミュニケーションの中で一番重要です。
「聞く」が重要だと理解している方が多いのか、「伝える」を軽視している方が多いような気がします。聴覚障害者の私もそうでした。ですが、実際はどっちも重要です。ただ、「伝える」スキルを磨いてほしいということです。
では、「伝える」スキルを磨く方法を書いていきますので、参考していただけると非常に幸いです!
伝えるスキルとは?
何度も繰り返してしまいますが、「好き」と言わなければ相手はわかりません。確かに行動で「自分の事好きかな」と思わせる方法もありますが、一番いいのは伝えることです。
恥ずかしくて好きだと伝えられなくて、他の人に取られたらいやだと思い、勇気を出して告白する人もたくさんいます。それぐらい「伝える」が最重要です。
アイデアも早く伝えないと、他の人が先に上司に伝えて、実現されたら自分の成果になるつもりが、他の人の成果になってしまいます。
何度も言いますが、「伝える」スキルは重要です。
「伝える」を軽視する人が多い理由としては「メールしたから相手に伝わっているはず」「自分の考えを説明したから相手に伝わっているはず」と思い込む方が非常に多い。
このブログを書いてる聴覚障害者の私も伝わるように心がけていますが、100%伝わるとは限りません。ただ、できることは「どうしたらわかってもらえるか」を考えて書くことです。
つまり、「どうしたらわかってもらえるか」「どうしたら理解しやすいか」を考えるのが、本当の「伝えるスキル」の磨き方です。
では、伝えるスキルの勉強をしていきましょう!
PREP法を理解する
伝え方の勉強をしたことがある方はよく「結論を先に話しなさい」と聞いたことがある方が多いと思います。それは正しいです。正解です。
ただ、具体的な方法がPREP法です。以下の図のように結論始まり、結論で終わる伝え方が大事です。
例えば、部下Aと部下Bに「ライバル企業の売り上げが上げている。当社の売り上げが落ちてる。なぜなのかを調べてきてくれ」と指示をし、調査行かせました。
部下AとBが帰ってきて、説明を聞きます。
部下Aの発言
ライバル企業がペーパーレス化を進み、紙に書く時間が大幅減り、顧客志向の仕事方法に変えていました。それで売り上げにつながっています。(結論)
タブレット端末を使用し、紙1枚も使わず、機器だけでやりとりしています。また、ちょっと豪華なプレゼントを顧客にあげています(具体例)
タブレット端末しようすることで、紙を出す、捨てる時間を削減し、浮いた時間を顧客とのコミュニケーションの時間が長くなったので、気持ちよく対応してくれる企業とリピーターが増えたことです。また、紙代を浮いた分、豪華なプレゼントになったのも一つです。(理由)
よって、ライバル企業がペーパーレス化に変えたことで顧客との関係が良好になり、売り上げに売り上げにつながっています(結論)
部下Bの発言
タブレット端末を使用し、紙1枚も使わず、機器だけでやりとりしています。また、ちょっと豪華なプレゼントを顧客にあげています(具体例)
タブレット端末しようすることで、紙を出す、捨てる時間を削減し、浮いた時間を顧客とのコミュニケーションの時間が長くなったので、気持ちよく対応してくれる企業とリピーターが増えたことです。また、紙代を浮いた分、豪華なプレゼントになったのも一つです。(理由)
よって、ライバル企業がペーパーレス化に変えたことで顧客との関係が良好になり、売り上げに売り上げにつながっています(結論)
聴覚障害者の読者のあなたが上司だとして、どっちのほうが理解できるでしょうか?
ほとんど部下Aの発言です。
部下Bの場合、最初から具体例を話しているので、聞いてる上司は「だからなんだ?」と言われます。
PREP法を理解しておきましょう!
必要な情報だけ伝える
これも伝えるスキルの中で重要なことです。
まず、以下の写真を見てほしい。氷山の一角を表しています。
「氷山の一角」の意味と由来は?類語・対義語と英語表現を紹介! | TRANS.Biz (trans-suite.jp)より引用
ほとんどの人は残念ながら写真にある氷山の丸ごと、つまり、知っていることを全て話します。
なぜなら、伝える目的がないからです。
先ほど供述した、部下の調査報告もそうです。極論ですが、伝える目的意識がなかったら、「あの会社は綺麗になったから売り上げがあがったかもしれません」と伝えたかもしれません。ですが、実際、会社綺麗になっても売り上げは変わらない。逆に倒産した会社もあるそうです。
それぐらい、伝える目的がなかったら知っていることを全て話してしまうでしょう。
大事なのは、氷山の一角のように、一部だけ伝える。
ほとんどの人は十で伝えます。その十のうち、5は余計かもしれません。もしくは9が余計かもしれません。それぐらい、短く伝える、を意識しましょう!
短く伝えて、上司が知りたいことがあれば質問してきます。それを答えたらいいだけです。
もし、上司が部下の発言に対し、「なるほど。あの会社リニューアルしたと聞いたけど、本当だったのか」と聞かれたら、そう伝えたらいいだけです。
もう一度言います。まず、上司が知りたい情報だけを伝える。不足しているポイントなどがあったら質問してくるので、伝えたらいいだけです。
事実と解釈の違い
事実は誰が見てもわかることです。解釈は一人ひとり違います。
天気のお話をしたとします。
「今日は35度」ですね!これは誰が見てもわかる事実です。「暑いね」は解釈です。
今日35度は誰が見ても事実ですが、「暑い」という人もいれば、「そうでもない」という人もいます。
要は解釈は人によって違います。実際に僕の職場であったことですが、大きな成果を残せた先輩の社員がいました。私を含めて、みんなは「すごい」と思っているのですが、その中の一人の方は「まだまだだな」と思っていました。
このように、成果が出せたのは事実であっても、解釈は人それぞれです。
なので、報告(伝達)する際、事実を主に報告する必要があります。先ほどの部下の報告も事実を報告しています。
もし、解釈で「会社がリニューアルされたので、売り上げにつながったのでは?」と話したら「それもそうか」と賛同してくれる上司、「違うよ!」と否定される上司がいます。なので、大事なことは事実を伝えることです。
解釈を伝えるのは、上司に「調査ありがとう。あなたの考えはどうなんだ?」と聞かれたら話してもよいでしょう。
大事なのは、事実を伝えることです。
質問とは答え合わせ
質問も伝える重要なスキルの一つです。
質問というのは、あなたの頭に浮かんだ疑問を素直に聞くというイメージをしますが、人によって「頭を使わない人」だと評価される恐れがあります。
確かに質問は疑問を払拭する目的がありますが、このような質問を繰り返すとコミュニケーションコストがかかる人だと認識される恐れがあります。
まず、大事なのは、質問する前に自分の頭で考える。要は自分の仮答えを導き出すことです。仮説を立てるともいえる。
仮説を立てて上司に質問をします。すると、上司と一緒に考えるようになります。
具体的な例を見ていきましょう!売り上げをあげるための方法を質問しています。悪い質問といい質問の仕方を見ていきましょう!
悪い質問の仕方
売り上げを上げるために何をすればいいんですか?
いい質問の仕方
売り上げを挙げる方法を考えています。今紙を大量使用し、お客様とのやりとりのうち、紙に書き込む時間をかけてしまいます。手書きよりタブレットのほうが話が進むのが早くなり、顧客とのやりとりする時間が長くなると考えています。なので、タブレット導入されたほうが紙代が浮きます。その浮いた分、顧客にいつもより高めのプレゼントなどをしてはどうか?と考えております。いかがでしょうか?
二つを見比べてどうでしょうか?
悪い質問のほうだと、聴覚障害者の読者のあなたは「君はどうすればいいんだよ?」「考えてから質問しろ」と思ったかもしれません。一方、上司が「そしたら、タブレット導入を提案してこい」と指示されたとします。それでは上司のアイデアを実行するだけのロボットになってしまいます。
では、いい質問のほうは「なるほど!でも、俺は高めのプレゼントのためにかけるよりも、社員への教育に使ったほうが売り上げが伸びるような気がするんだよなぁ。どう思う?」このように、先ほど供述したように、上司と一緒に考えられるようになります。
質問も重要な伝えるスキルの一つです。
聴覚障害者ならでの伝えるスキルとは
これまで伝えるスキルの磨き方を学んでいただきました。
聴覚障害者の伝達手段は主に筆談です。私も筆談です。
トラブルが起きたら、紙などに書いて、事実を報告します。大事なのは、100文字以内で書く意識をしましょう。
始めは難しくて当然です。大丈夫です。慣れていきます。
なぜなら、100文字以内で書くということは、読む時間を短くできます。仕事とは時間の勝負です。なので、事実を伝えるとき100文字以内を心がけましょう!
最初は200文字でも構いません。慣れてきたら100文字で書けるようになります。
読む人だけがメリット生じるだけではなく、書く側も短く早く書けるようになります。
プレゼンもそうです。1枚に長文書くことは少ないでしょう。1文でもわかるように意識することが大事です。
実際に聴覚障害者の私が短く伝えるために文章の勉強をした、方法知りたい方は以下のリンクへ
【必見】聴覚障害者が実践してほしい人生を好転させる文章勉強方法 | ユーケン。チャンネル (rogiruyu-kenn05-120.com)
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伝えるスキルは最重要だと理解できたと思います。ビジネスは交換というように、伝えるスキルも重要です。
伝える際、「伝える目的」を意識すること。目的意識がないと、氷山の一角の「氷山丸ごと」を伝えてしまいます。もしかしたら、10伝えたつもりが、5は余計だったかもしれません。もしくは9とほとんど余計だったかもしれません。必要な情報だけを伝えましょう!
目的を持って伝えることが大事です。不足なところは逆質問されるので、答えましょう!
PREP法を理解することが大事です。
- p→結論
- R→具体的・事例
- E→理由
- P→再度結論
事実は誰がみてもわかること、解釈は一人ひとり違います。報告する際、事実を伝えましょう。「君の考えは?」と聞かれたら考えを伝えましょう!
質問とは答え合わせ。自分の中で仮答えを作る。それで質問したほうが上司と一緒に考えられます。
逆に頭の中で浮かんだ疑問をそのまま投げかけると上司のアイデアを実行するロボットになってしまいます。
一旦、自分の頭の中で考えてから質問することが大事です。
聴覚障害者ならでの伝えるスキルは「文章を短く伝える」ことが大事です。