ビジネススキル

【聴覚障がい者向け】仕事が早くなり成果も出る仮説思考とは?

  • 仮説思考ってなに?と気になった。
  • 仕事を早くして上司に褒められたい
  • 成果を残したい

働く聴覚障がい者によくある悩みですが、「仮説思考」を身につくと以前より仕事が早くなります。

この記事では、問題解決の方法を習得し、成果を出せた方法を紹介しています。

問題解決を数十回ほど実践し、たどり着いた、仕事を進めるのに強力な武器となる仮説思考の使い方なので、ぜひこの記事で学んで仕事などに活かせてくれたらうれしいです!

プライベートでは自然に仮説を立てている

仮説思考とは何かを理解していただくためにプライベートを例にお話していきます。

仮説思考とは「仮の答えを出して、あっているかどうかを検証していく」方法です。

実は私たちプライベートでは、自然に仮説思考を実践しています。

例えば、こんな経験ありませんか?

花子
花子
あたし、イタリア料理が好きなんだよね!
太郎
太郎
僕も好き!

その会話の1か月後、

太郎
太郎
今週末、花子ちゃんの誕生日だな。そういえば、イタリア料理が好きって言ってた。あのイタリア料理ならきっと喜んでくれると思うから、あそこにしよう!

このように

花子ちゃんがイタリア料理好きだから、イタリア料理のお店につれていくと喜んでくれるだろうと仮説を立てていきます。

それから、食事当日を迎え、

花子
花子
わー!このお店おいしい!外観も素晴らしい!!

と喜んでくれたら仮説があっていたということになります。

つまり、太郎は、仮の答えとして、「花子はイタリア料理が好きって言ってたから、イタリア料理店へ行けば、喜んでくれる」と出しました。検証として、イタリア料理店へつれていき、その結果喜んでくれました。

これは、仮説があっていたということです。

わかりにくい方のために、身近でよくある例を紹介します。

私たちがほぼ毎日のように確認している天気予報があります。最近、精度が上がってきてるとはいえ、外れることがあります。

聴覚障がい者の読者のあなたは今日曜日の夜で、一週間の天気予報を確認すると、水曜日以外は晴天で、水曜日は雨天でした。

次の日、月曜日出勤で家に出ると、晴天予報だったが、色黒い曇りがたくさん。聴覚障がい者のあなたはどう考えるでしょう。

以下の図のようにほとんどの人同じことを考えているのではないでしょうか。

天気のお話を、先ほどの太郎と花子の会話を当てはめていくと、

  1. 見えている事実  ➡花子ちゃんが「イタリアが好き」だと発言した。
  2. 一般的な事実(※)➡イタリアが好きな女性が多い
  3. 仮説立案     ➡イタリア料理店に連れていくと喜んでくれそうだ

(※)一般的な事実は、自分が知っていることでも可能。

【プライベートでは自然と仮説を立てている】

花子ちゃんがイタリア料理が好きだと話していた。誕生日のサプライズとしてイタリア料理へ連れていくと、喜んでくれた。これは仮説が合っていたと言えます。

仮説立案は

  1. 見えている事実
  2. 一般的な事実
  3. 仮説立案

という順番で立案していく。

仮説思考の注意点

プライベートでは自然と仮説を立てていると理解していただけたと思います。

仮説思考も問題解決もそうですが、実践を重ねて、血肉化していくのが大事です。

先ほど供述したように、仮説とは仮の答えです。

仮の答えですから、違うときは違います。当たるときは当たります。ただ、ひとつだけ心にしてほしいのが、違ったから落ち込まないことです。間違ったとしても、ひとつ前に戻るという意識をしてほしい。つまり、間違えたら、仮説立案に戻るということです。

さらに間違えても、仮説の精度は確実に上がっています。仮説思考は階段のようなもので、間違えても1段上れています。簡単に言い換えると、「ひとつの可能性が消えた」ということです。要するに、1つ1つ「ひとつの可能性」を消していくと、正解が見えてきます。

わかりやすいイメージでいうなら、掃除です。

散らかった部屋のごみを少しずつ捨てていくと、前に探してたものが見つかるようなものです。仮説思考もそのイメージです。

仮説立案➡検証を繰り返すというのは階段1段ずつ上っていくと等しいです。

仮説思考の注意点のまとめ
  • 実践を重ねて血肉化していく。
  • 間違えたら、ひとつ前の「仮説立案」のステップに戻る。
  • 間違えても、仮説の精度は上がっている。

仮説思考で仕事が早く進むのはなぜ?

聴覚障がい者協会の役員などをやっている方、やったことがある方は分かると思いますが、会議のとき、こんな経験ありませんか。

いろんな意見を出し合って、選択肢を増やしていって、10個もあるにもかかわらず、なかなか決められない。

これは、選択肢が多すぎるからなかなか決められないからです。どの仕事でもそうですが、時間が限られているので、なかなか決められず、迫ってきた時、えいっと決めていくしかなくなります。

繰り返しになりますが、仮説思考は「仮説立案➡検証」で1段ずつ上っていくやり方です。

選択肢が多すぎて、なかなか決めれない、つまり、1段も上がれずでいるということです。仮説思考で仮説を立てて検証、間違えたら、仮説立案のステップに戻り、新しい仮説を立てて検証を繰り返していく。

後者のほうが仕事が早く進みます。

旅行で選択肢を増やしすぎたお話

聴覚障がい者の私は年に1~2回ぐらい旅行へ行きますが、いきたいところが多すぎて、ついに選択肢を増やしてしまいます(笑)

それで、出発予定日ギリギリになって、エイッと決めたとき、ホテル満室で予約取れなかったといった経験もあります!

話が少し逸れてしまいましたが、旅行のように選択肢を増やせば増やすほど決めるのに時間をかけてしまい、エイッと決めたが、周辺のホテルが満室で予約できなかったことがあります。

仮説思考を学んでから旅行計画を立てると

仮説思考と出会ってから、すぐ計画が立てられ、ホテルの予約成立の確立が大幅上昇しました。

仮説思考の順番は

  1. 見えている事実
  2. 一般的な事実
  3. 仮説立案

でしたね。

旅行計画に当てはめていくと以下のようになります。

  1. 見えている事実 ➡ 〇〇県の観光地は外国人も来るほど大人気
  2. 一般的な事実  ➡ 人気地の周辺のホテルも満室
  3. 仮説立案    ➡ 観光地の最寄り駅の5つ前の駅だとホテル予約取りやすい

というふうに仮説を立てて、人気地の周辺のホテルは満室でした。5つ前の駅あたりのホテルを調べると、1部屋だけ空いてたので、無事に予約成立しました。逆に言えば、5つ前の駅の周辺のホテルでも満室になるほど泊まっていたということです。

仮説が合っていたとは言い切れないですが、こんな風に仮説を立てていくと早く進みます。

まとめ
  • 選択肢を増やせば増やすほど決めるのに時間がかかってしまう
  • 仮説➡検証を繰り返していくと着実に1段登るように仕事などが早く進められる

問題解決と仮説思考

仮説思考について理解していただけたと思います。

仮説思考で仕事すると早く進みます。そこで、問題解決をセットすると、早く成長していきます。

先ほども供述したように、問題解決も仮説思考も実践を繰り返して血肉化していくのが大事です。

ここは主に仮説思考を重点的に供述しているので、問題解決を詳しく知りたい方はまた記事執筆するので、そちらで確認していただけると嬉しいです!

問題解決の基本的な流れは

  1. 問題発生
  2. 原因特定
  3. 解決策の立案
  4. 解決策の実行

ただ、今世の中は問題解決している事項がたくさんあります。例えば、遠方への会議へ行くのがめんどう。運賃代もかかるといった問題、これはオンライン会議で解決しています。

こんな感じで解決している事項が数えきれないほどたくさんあります。今の時代で一番大事なのが、課題発見能力です。

要するに、課題発見し、提起する力です。

詳しくは別記事で執筆するので、見ていただけると嬉しいです!

まとめ

仮説立案➡検証を繰り返すのは、階段を着実に1段ずつ上っていくと等しい。

選択肢を増やしていく努力よりも、仮説を立てて、検証を繰り返していく努力のほうが大事です。

仮説が間違えても、「1つ1つの可能性を消していく」ことになるので、最終的に正解が見つかります。また、仮説の精度も上がります。

仮説思考の順番は以下のとおりです。

  1. 見えている事実
  2. 一般的な事実
  3. 仮説立案

この順番で精度の高い仮説の立案ができます。