ビジネススキル

聴覚障害者が就職・転職するための自分を高めるキャリア戦略について

このサイトに訪問した聴覚障害者は、自分を成長させるために今後のキャリアについてお悩みを持っている方なのではないでしょうか。

聴覚障害者の私も今後のキャリアについて悩んだ時期がありました。この経験を元にして記事執筆させていただきました。

この記事の内容は将来のキャリアを考える内容ではなく、自分を高めるための内容になっています。

よく聞くのが「自分を知る」ではないでしょうか。確かに間違いはありませんが、色々と経験しておくことが重要です。もちろん、転職しなさいとは言っていません。経験が財産になると言っているのです。

経験を自分のキャリアに活かす方法です。この記事では、聴覚障害者の私の経験を元に執筆しているので、キャリアを悩んでいる聴覚障害者が参考していただけたらと思っています。

この記事では、今の私が、就職活動時代の私にアドバイスするつもりが書いています。聴覚障害者の方で就職先を探している方の参考になっていただけたらと思っています。

自分を高める方法

昔は、会社にいれば、クビされることがなく、年齢1つ上がるごとに年収上がっていきましたが、今の時代は難しくなっています。

ニュースを見たことがある方が多いと思いますが、世界のトヨタが終身雇用を守るのが難しくなってきたと発言しています。

トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)より引用

世界的有名なトヨタも限界発言しています。だから、ずっと守ってくれるという保証はあるとは言い切れなくなりました。昔は会社に入れば、定年まで守ってくれるといった考え方だったそうです。

昔は大企業に就職すれば勝ち組とされていましたが、今はそう言い切れないでしょう。

どうしたら勝ち組になれるか、それは「個」の力です。

自分株式会社を立ち上げましょう。

もちろん、起業ではありません。自分が自分を経営するということです。言い換えれば、自分の人生を「経営」するということです。要は、自分個人の株式会社のようなものです。

会社の社長が常に「会社が大きくなるにはどうしたらいいか」「この問題を解決するにはどうしたらいいか」など頭に汗をかいています。

要は、聴覚障害者の読者のあなたが社長であり、部下です。

聴覚障害者の読者のあなた(社長)が聴覚障害者の読者のあなた(部下)の成長するために考えながら行動することです。

分かりにくい方がおられると思うので、不動産投資をたとえてみましょう。

不動産投資の例

聴覚障害者の読者のあなたが老後の生活に危機を感じ、不動産投資を始めました。

毎月100万円の収入を目標だとしましょう。調査していくうちに5000万円のアパートを購入しないといけないことがわかりました。

しかし、資金がありません。購入するためには3つの方法があります。

  1. 頭金0円でローンを組む。
  2. 頭金1000万円貯金し、後はローンを組む。
  3. 5000万円貯金し、一括で払う。

一番安全な方法が③だと思いますが、時間がかなり要します。10年でも足らないかもしれません。遅ければ50年かかるかもしれません。

①は今からでもできるのですが、空室リスクも考えると不安があるでしょう。②は10年あれば、いけるでしょう。

このように、自分の人生を経営するのが自分株式会社なんです。老後を考えて行動するのも自分の人生を経営することなんです。

話を戻って、③を選ぶとなると、安全な方法だと思いますが、時間がかかります。

①の場合、今すぐできます。②はうまくいけば、10年でできるでしょう。

会社の社長も同じように決断しながら計画を立てて、PDCA回しながら進めています。

経験は財産であり、貴重な価値

聴覚障害者の私の考えになるのですが、経験は価値を「経験は勝ち」だと思っています。

要は経験値上がったら勝ちなんです。お金は使ったりすることでなくなりますが、経験はなくなることは一切ありません。死ぬまで永遠に残ります。

だから、経験したら勝ちだと考えています。もちろん失敗したら勝ちです。(但し、法を犯すようなことは絶対にしてはいけません)

聴覚障害者の私も本業だけではなく、副業もやっています。本業では今、品揃えの仕事をさせてもらっているのですが、あまり成長を感じません。

他の健聴者はどんどんレベルアップしていきます。聴覚障害者の私は頑張ってないのかと思わせるような表現ですが、会社に貢献するように改善案などを提出しているのですが、あまり変わりはありません。

だからこそ、副業で自分を高めることにしています。言い換えれば、自分株式会社を立ち上げたようなものです。

副業に通じて高められたスキル一覧(私個人の感想)

  • 営業
  • 文章
  • マーケティング
  • 動画編集
  • 文書作成
  • 論理的思考

そのおかげがあってか、本業の成果も少しずつ上がっているという実感があります。

会社などで健聴者はどんどん新しい仕事を覚えさせることに対し、聴覚障害者に対して、同じ仕事ばかりさせる事が多いです。だからこそ、色々と経験して自分を高めていくことが大事です。

聴覚障害者も自分を高めるメリット

「突然で申し訳ないのですが、解雇することになりました」

会社に突然言われたらほとんどの人は頭が真っ白になるでしょう。

しかし、聴覚障害者のあなたの市場価値を高めていけば、慌てなくなります。なぜなら、自分を高めてて、能力を活かせる場所があると確信しているからです。

言い換えれば、1つの場所で戦うのではなく、他の場所でも戦えるスキルを持て、ということです。

もし、聴覚障害者の私が今の会社に解雇されたら、マーケティング×動画編集させてくれる仕事を探すでしょう。

イメージでいうなら、戦争で、刀だけ扱える人、刀と銃を扱える人と戦った場合、普通に考えると、後者のほうが勝ちます。もちろん、刀だけ扱える人で銃弾を避ける能力を持っていれば勝てる可能性は高まります。

刀を扱うスキルだけではなく、他のスキルを鍛えなさい、ということです。

昔は会社を辞めることが大きなリスクでしたが、今の時代は自分を常に高めないほうが大きなリスクだと言えるでしょう。

小さな範囲より大きな範囲

他の場所でも戦えるスキルを持つことが大事だと学んでいただきました。これは健聴者だけではなく、聴覚障害者も大事なことです。

では、小さな範囲より大きな範囲ということですが、どういうことでしょう?

頭の回転の速い人は、大企業に就職したら大きな範囲で仕事ができる、小さな会社に就職したら小さな範囲でしかできないと思いついたでしょう。

しかし、残念ながら聴覚障害者の私が言いたいことはそれではありません。

確かに大企業したら大きな範囲で仕事ができると思うのは無理もありません。大事なのは、全体的に見て行動できる仕事なのか、です。

イメージしてみましょう。

電車を作っている会社で働いてるとします。電車の部品を作っている仕事、電車全体の仕事の二つがあるとします。

普通に考えれば大きく成長ができるのは後者です。なぜなら、全体的に見て仕事ができるのは大きな範囲です。電車の部品を作っている仕事は小さな範囲で、全体的を見るのは難しいです。

先程供述した通り、経験したら勝ちとありますが、部品を作っている仕事は部品を作るスキルは向上しますが、それ以外のスキルを向上するのは難しいでしょう。

全体的に見る仕事をやると、異常を気づく力、指示する力、コミュニケーション力など、全体の能力を向上させることができます。

ただ、先ほど部品を作っている仕事は部品を作るスキル向上と書いてありましたが、「数字などを見てください」「こういう方法だと仕事が早くなります」などお願いや提案をすればそれなりのスキルは向上します。

聴覚障害者の読者のあなたも積極的に大きな範囲での仕事を参加できるようにしてほしいです。

最初は難しいのですが、間違いなく成長ができます。小さな範囲より大きな範囲に飛び込む勇気が自分を飛躍的に成長できると信じています。

爆発的に成長するためには

聴覚障害者の私も信じているのですが、自分の得意・好きなこと、そして、活かせる場所を一致すると人間は爆発的に成長します。

先程小さな範囲より大きな範囲に飛び込む勇気が自分を飛躍的に成長できる、と供述しましたが、自分の得意・好きな事を活かせる場所も大事だと言えます。

そのために自分の得意・好きなことをもう一度把握する必要もあります。

できれば、名詞より動詞がいいでしょう。

例えば、「人に伝える事が好き」「人を助けることが好き」「ゲームすることが好き」といった動詞です。

できれば、5000個ぐらいあげるつもりで好きなこと(動詞)を書いていくほど、自分の好きな事を把握することができます。(5000個書くとなると、同じような言葉をかぶりますが、それでもかまいません)

聴覚障害者の私は人を動かすことが好きです。言い換えれば、リーダー型でしょう。

だからこそ、副業で小さな範囲より大きな範囲に飛び込んだことで、爆発的成長したと実感しています。

爆発するために成長する条件としては

大きな範囲×自分の得意・好きなこと=爆発的成長

と考えています。

よく見ると掛け算になっています。+ではありません。小さな範囲で自分の得意・好きなことでも成長はできますが、爆発的成長は難しいでしょう。

自分株式会社を立ち上げる

自分の好きなことを知ることの大切さを理解していただいたと思います。

会社=ビジネスということなので、人間の悩みの解決・人生を変えるなどの貢献していきます。

会社がお客様を成長させるということです。

ということは、自分株式会社は、社長のあなたが、お客様のあなたを成長させるビジネスなのです。

もっとわかりやすく言えば、就職支援事業です。

就職支援事業は求職者が就職できるようにサポートします。同じようにするのが自分株式会社です。

自分株式会社の経営者のあなたが、お客様の自分が就職できるようにサポートするのです。

お客様の自分が行き詰ったら、経営者の自分はどうしたらいいのかを考えたり、就職・転職相談などに相談をしたりします。また、資金調達したり、投資したり成長させていきます。

ちょっと話が逸れましたが、まとめていうと、先ほど供述したとおり、会社を成長させるにはどうしたらよいかを頭に汗をかいて考えていきます。

必要であれば、自己投資をするなどの計画を立てていきます。

また、社長が世の中の動きを見て、事業を進めていきます。自分株式会社でも、今どんなスキルを鍛えていけば、成功するのかを考えていくのも仕事です。

それが、自分株式会社の楽しさだと思っています。

会社に支えてもらうばかりではなく、自分株式会社を立ち上げたつもりで、自分を高めていくことが大事です。

一番いいのが、起業でしょう。なぜなら、先ほど供述したとおり、小さな範囲より大きな範囲になるからです。ただ、覚悟は必要です。

今の時代の起業について

長文読んでいただきありがとうございます。これが最後です。

起業と聞くと、破産、借金、人生破滅というイメージしがちです。しかし、これは昔の話です。この表現を見ると、誰もが成功できるの?と思いがちですが、聴覚障害者の私が言いたいのは、昔の起業と今の起業と違うということです。

今の時代はインターネットがあります。メルカリで販売するのも、デジタルコンテンツ販売も、立派なビジネスです。

安定した収入が得ることができたら、リアルで安心して起業ができるでしょう。要はインターネットに通じて信頼を集めて、起業ができるということです。

ただ、信頼だけではなく、安定した収入も必要になってきます。それができるのは、インターネットのおかげです。

また、インターネット上ではすごい人がたくさんおり、繋がれるのもインターネットのおかげです。

テレビで見たことがある方もいるかもしれませんが、ある女性がカバン制作を発信したらいつの間にかビジネスになったという話があります。

ある女性のカバン制作が独特で芸術的で「作り方を教えて!」「欲しい!」ということで年収3億円の売り上げができたという話があります。(5年前ほど見たテレビでうろ覚えなのですが、こういう話もあります)

コメントで人の悩みを理解する

今YouTubeで手話教えており、様々なコメントがきます。「わかりやすい」「いつもありがとうございます」というコメントが来る一方、「読み取りが難しい」「手話はどうしたらうまくなれますか」といった悩みも相談してきます。

先程供述した、「会社=ビジネスということなので、人間の悩みの解決・人生を変えるなどの貢献していきます。」とあるように、人の悩みを理解し、解決方法を考え、提供することができます。

これがインターネットの魅力だと思っています。また、Yahoo!知恵袋などで悩みを調べることもできます。

それができるのはインターネットのおかげです。

失敗も全て経験

インターネットを使っての副業に限らず、失敗するとほとんどの人は凹みます。失敗したら「やっぱりだめ」と思うのは非常にもったいないです。成功するための材料ができた、というふうに思い込むのもありです。

先程何度も供述しましたが、「経験は勝ち」もあるのですが、失敗したら勝ちです。誤解のないようにお伝えしておきますが、法を犯すようなことは絶対にしていけません。

聴覚障害者の私も300万円騙されたことがあります。300万円はでかい金額ですよね。ですが、「授業料払った」と思っています。300万円騙された経験があるからこそ、「簡単に儲ける」などと言った話は一切信じないようにしています。

これは経験があるからです。

むしろ、失敗のない人のほうが怖いです。なぜなら、失敗という経験がないからです。もちろん、今まで1回も失敗せず、成功し続けてる人も怖いです。

10回挑戦するとして、9回は失敗、1回は成功という考えを持つことも大事です。

失敗続きで苦しくても、「失敗したら勝ち」と思い込み、失敗し続け、やがて成功します。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

聴覚障害者のキャリアを考えるうえで大切なことを書かせていただきました。主に今の私が、就職活動時代の私にアドバイスするつもりで供述しています。

昔は会社に就職したら定年まで守ってくれました、しかし、今はトヨタ社長の限界発言があるように、守ってくれるのが難しくなりました。自分を高めないことが大きなリスクだと聴覚障害者の私は考えています。

だからこそ、自分から挑戦していって、経験値を上げるといったことが大事です。というより、やってほしいです。

刀1つだけ扱えるのではなく、他の武器も扱えるというように、1つのスキルだけこだわるのではなく、色んなスキルを持ってほしいです。

聴覚障害者にとってはそれができるのは、インターネットでの副業です。

インターネットに通じて自分を高めていくことも大事です。