ビジネススキル

聴覚障害者が仮説思考を身につき、仕事で大きな成果を出す方法

このサイトに訪問した聴覚障害者は仕事が遅いと自覚し、または遅いと言われて悩んでいる方で、仕事が早くなる方法を調べているのではないでしょうか。

聴覚障害者の私も、新人時代、仕事が遅く、間違いが多かった。今では仕事が早くなり、間違いも減ったと実感しています。それでできたのは、自身の努力はもちろん、ある方法を取り入れたからです。

そのある方法とは後ほど詳しく供述しますが、仕事もプライベートでもうまくいくようになります。しかし、私たち日本人の多くは「ある方法」ができていません。むしろ、余計な仕事をするために余計なことをやってしまっているのです。

例えば、商品開発時、調査をし、A4用紙が30枚になるぐらいに情報収集する場合が多いのですが、その場合、いつまでたっても決定できません。むしろ、選択肢を増やせば増やすほど決断ができなくなってしまいます。では、どうしたら決断できるようになるかをみていきましょう!

なぜ選択肢を増やすと決断できないのか

聴覚障害者の読者のあなたも何度も経験があると思います。

読む前にまず、理解してほしいのが、以下の通り。

学生時代は答えはあるものの、社会人は答えがありません。それを頭に入れて読んでみてほしいです。

仕事が早くなるために改善案を提出する際、情報などを集めて、考えた事は何度もあると思います。仕事に限らず、恋愛でどうしたら振り向いてもらえるかを考えたことは1度、何度もあると思います。調べても調べてもいつまでたっうても決断できません。

簡単にいうと、行動する前に調べて、調べて、考えて、考えて、結局決断できなかった。あるいは決断できずに続けて、締め切り前日になり、「えいっ!」と決断してしまいます。

多くの人は情報が多ければ多いほど正しい決断ができると思い込んでいます。しかし、実は誤りです。

気になる人に振り向かせてほしいと思い、人に聞いたり、色々と調べていくと「綺麗になること」「笑顔になる」「単純接触効果」などが出てきます。しかし、調べてばっかりではいつまでたっても決断はできない場合が多い。

まとめていうと、このやり方では

情報収集➡分析➡答え

です。しかし、情報収集はかえって選択肢を広げてしまい、決断先延ばししてしまいます。

では、どうしたらいいか?

仮説思考で仕事などのスピードUP

仮説思考を身につくと行動スピードが上がります。

仮説思考とは、仮の答え(仮説)を出して、合っているかどうかを検証することです。

仮説➡検証を繰り返していくことです。

「仮の答え」といっても正しいわけじゃないやん!と言いたくなるところです。聴覚障害者の私もそうでした。しかし、よく読んでみてください。「仮の答え」です。

仮の答えは間違いでも構わないということです。

仮説を出して、検証してみて、間違えたら、別の仮説を出し、検証する。その繰り返しです。

もう一度思い出してみてください。「学生時代は答えはあるものの、社会人は答えがありません。それを頭に入れて読んでみてほしいです。」と供述しました。

だから、間違いでも構いませんので、仮の答えを出してしまうことです。但し、法を犯すことは絶対にやってはいけません。

先程、

情報収集➡分析➡答え

と書きました。

仮説思考ではその逆です。

答え➡情報収集➡検証

仮説の作り方

仮説思考を理解していただけたと思います。では、仮説の作り方を見ていきましょう!

仮説を作る元になるのは、自分の経験と勘です。まず、仮説思考の作り方をストーリー形式で見ていきましょう。

聴覚障害者の読者のあなたがチョコレートを作る会社で働き、商品開発をしているとします。

まず、ターゲットを定めます。そこで、仮説を設けます。「働く男性たちが子供の頃、チョコをよく食べたが、大人になると食べない人が多いのでは?」と定めます。

これは、先ほど供述した、自分の経験と勘と関係しています。要は、聴覚障害者の私も子供の頃はチョコ好きでよく食べていましたが、社会人になるとチョコ好きにも関わらず、食べる事が減りました。

自分の経験と勘に基づいて仮説を立てました。

仮説が正しいどうかは情報収集します。アンケートで情報収集したとします。

※ここでは仮説の作り方の説明のために実際のアンケートから作ったものではありません。ご了承よろしくお願いします。

100人調査(20代~60代男性)

週に1回食べる男性・・・10人

毎日食べる男性・・・・0人

月に1回食べる男性・・60人

全く食べない男性・・30人

だとします。もう一度言います、これは仮説の作り方の説明のために自分が実際にアンケートしたものではありません。

すると、先ほどの仮説の「働く男性たちが子供の頃、チョコをよく食べたが、大人になると食べない人が多いのでは?」が合っていたと言える内容になります。

「月に1回食べる男性」「全く食べない男性」の部分をみるとそんなに食べてない男性が多いということになります。

そこで、なぜ食べないのか。と新しい仮説を立てます。新しい仮説も自分の経験と勘に基づきます。

新しい仮説は「忙しいから食べる時間がない男性が多いのでは?」です。

実際に聴覚障害者の私も忙しく、チョコを食べる時間がありません。もう一つの理由は糖質制限のためです。それも自分の経験と勘によってです。

アンケートで情報収集してみると「忙しく食べる時間がない」という意見が多かったとわかったとします。

それで、また新しい仮説をたてます。

新しい仮説は「本音はチョコを食べたいのでは?」とします。何度も何度も繰り返しますが、自分の経験と勘からです。

これは先程供述した、「働く男性たちが子供の頃、チョコをよく食べたが、大人になると食べない人が多いのでは?」の「働く男性たちが子供の頃、チョコをよく食べた」の部分です。要は忙しくて食べる時間はないが、本音はチョコを食べたいのでは?という仮説に思いつくわけです。

このように、仮説➡検証を繰り返す作業です。読んでいくうちに気づきませんか?仕事を進むのが早いです。

もし仮説が間違ってたら

先程、全部仮説が正しいという前提で供述させていただきました。では、もし間違えたらどうするか?

仮説をたてて、情報収集すると答えが出てきます。もし間違えた場合、その答えから新しい仮説を出せばいいだけです。

先程、「働く男性たちが子供の頃、チョコをよく食べたが、大人になると食べない人が多いのでは?」という仮説を立てましたが、あえて、「働く男性が子供の頃、チョコをよく食べたが、大人になっても食べるのでは?」という仮説を立てたとします。

アンケートをとると

100人調査(20代~60代男性)

週に1回食べる男性・・・10人

毎日食べる男性・・・・0人

月に1回食べる男性・・60人

全く食べない男性・・30人

だとします。もう一度言います、これは仮説の作り方の説明のために自分が実際にアンケートしたものではありません。

その結果から「働く男性が子供の頃、チョコをよく食べたが、大人になっても食べるのでは?」という仮説が間違いだとわかりました。

しかし、答えが出てきます。そこで新しい仮説を定めます。「月に1回食べる男性」「全く食べない男性」の部分をみると「そんなにチョコを食べないということは、忙しいのでは?」という仮説が立てられます。

たとえ、仮説を立てて、検証し間違いだとしても、新しい仮説のヒントが得られます。

仮説は階段と同じ

賢い人はお気づきかもしれませんが、仮説は階段のように、仮説➡検証を繰り返すということは1段1段ずつ登ると等しいです。

1歩1歩ずつ着実に進めていけば、正解が見つかります。

先程供述しましたが、「仮の答えは間違いでも構わないということです。」とありますが、間違えたとしても正解だとしても、確実に進んでいます。なぜなら、行動しているからです。

行動しないで結果が出た人は見たこともありませんし、そういう人は知りません。行動して結果が出た人は何度も見ているし、皆知っています。聴覚障害者の私の自身の経験においてもそうです。

もう一つ理解してほしいのが、仮説➡検証を繰り返していけばいくほど仮設の精度が上がってきます。

間違えたとしても、「2段目に上がる準備ができた」とポジディブに考えましょう!

もう一つ大事なのが、初めから仮説が合っていたという人は少ない。大事なのは、仮説をたくさん作り、たくさん検証することです、繰り返していけば、確実に精度があがります。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

仮の答えを設けて検証する思考方法が「仮説思考」だと理解していただいたと思います。補足として、これは経営者が身につく思考方法だと思いがちですが、そんなことはありません。先ほど供述した恋愛においてもそういえます。

仮説は自分の経験や勘に基づいて作ります。合っているかどうかを検証します。間違えたとしても、その答えから新しい仮説を作るヒントが得られます。2段目を上がる準備ができたということです。

聴覚障害者の読者のあなたも是非仮説思考を身について、周りから一目に置かれる存在になりましょう!

それに仮説思考は必ずいい成果が出ます。その為に仮説➡検証を繰り返していくことです。