- 仕事で一生懸命に紙などに書いたのに、伝わらない
- 伝わる文章の書き方を知りたい
- 忙しくて文章の勉強する時間がない
聴覚障がい者によくある悩みですが、1日10分の文章勉強方法を身に付ければ、誰でもスラスラと文章が書けるようになります。
この記事では、聴覚障がい者の私が実践した1日10分で、みるみる文章力が上がる勉強方法を紹介しています。
文章の勉強を3年継続して、たどり着いた「1日10分でみるみる文章力が上がる勉強方法」なので、文章で悩んでいる聴覚障がい者の方はぜひその方法を身につけてみてください。
目次
1日10分の勉強方法
聴覚障がい者の私が3年継続して、たどり着いた「1日10分でみるみる文章力が上がる勉強法」を紹介していきます。
プロの文章を丸写し
「丸写し」と聞くとプロの文章を丸ごとノートに書くイメージする方が多いと思います。
そう考えている方には「正解です!」とは言い切れません。確かに丸写しは大事です。しかし、本当にただ丸写しするだけでいいでしょうか。
考えながら丸写ししていく
これがとても大事です。著作権の関係で、写真を撮って本の内容をお見せすることはできませんが、後ほど紹介する「伝わる!文章力が身につく本」には、文章プロの書き方を書いてくれています。それを考えながら丸写しするのです。
1ページ丸ごとをノートに写して、なぜこの書き方なのかを考えて写すということです。
「伝わる!文章力が身につく本」は全部で207ページあります。2ページ~187ページ(※)までのページのすべて丸写ししていきます。
(※)187ページから207ページは語句辞典のような部分のため、丸写し対象外としています。
つまり、「伝わる!文章力が身につく本」には、なぜこの書き方なのかの説明してくれています。その部分も丸写ししてしまうのです。
なぜそこまで丸写しするのかいうと、説明する文章も身につくからです。コラムの部分もありますが、それも丸写ししてしまうのです。
しつこいほど「丸写し」という言葉を使いましたが、文章の書き方も細かく説明してくれているので、それも丸写しして、説明書のように書ける文章を身につきます。
聴覚障がい者の私は、1日2ページ約10分で「伝わる!文章力が身につく本」を含むいろんな文章の本を丸写ししていきました。しんどい日は無理せずに休みましょう!もしくは復習の意味で「伝わる!文章力が身につく本」を読むだけでも効果はあります。
- ただ丸写しするだけではなく、なぜこの書き方なのかを考えながら写す。
- 1日2ページ10分丸写しをコツコツと続ける。
- しんどい日は無理せずに休む。または復習の意味で読むだけでも効果はあります。
では、聴覚障がい者の私が勉強させていただいた文章の本3冊紹介していきます。
伝わる!文章力が身につく本
先ほど何度も紹介させていただいた「伝わる!文章力が身につく本」の本です。文の書き方を学べる本です。
この1冊で約5周で丸写ししていきましたが、文章の書き方の基本中の基本だと確信しているので、文章の勉強を始める聴覚障がい者にぜひおすすめしたい1冊です。
基本中の基本の書き方を身についたおかげで、少しずつどんな文章でも伝わるようになってきました。今では、時間が限られている仕事のなかで、短い文章でスーッと理解してくれるような文章を作成し、「報連相」をしています。
それぐらい、丸写ししながら考えていく作業を繰り返していくと仕事はもちろん、どこでも役に立ちます。
伝わる!文章力が豊かになる本
これは、ひとつ前紹介した本の「伝わる!文章力が身につく本」のレベルアップしたい方にお勧めしたい本です。
聴覚障がい者の私もこの本で5周丸写ししていきましたが、特に語彙力と表現力が身につきます。
正直、聴覚障がい者の私はひとつ前紹介した「伝わる!文章力が身につく本」の1冊だけでも十分です。文章力をさらにレベルアップしたい方は「伝わる!文章力が豊かになる本」で勉強することをおすすめします!
この本で勉強すると、語彙が増えるのと、いろんな表現方法が身につきます。例えば、昔、国語で学んだ「倒置法」「比喩法」「体言止め」など。
一瞬で伝わる神ワザ!文章力大全
この本は「伝わる!文章力が身につく本」と同じく、文章の書き方の基本中の基本を学べます。ただ、読み手にスーッと理解してもらえる文章の書き方を特化した印象を聴覚障がい者の私は感じました。≫
「伝わる!文章力が身につく本」と「一瞬で伝わる神ワザ!文章力大全」の2冊で丸写しして身につくと、さらなる文章力がアップするのは間違いなしです!
もちろんどちらか1冊だけでも勉強するだけでも十分文章力が上がります。
実践を重ねる
先ほどお話した「1日2ページを10分」でプロの文章を丸写ししていくとみるみる文章力が身につきますが、それだけではなく、実践を重ねるのも大事です。
例えば、私たちが毎日文章を書く機会と言えば、LINEではないでしょうか。そこで学んだ文章の書き方を意識してLINEで送る文章を作成していきましょう!
少しの意識が文章力がかなり上達します。
聴覚障がい者の私は今、この記事をキーボードで打っています。その時も書き方を意識して打っています。(伝わっているかは別として)
その際に大事なのが目的を持つことです。「愛を伝える」のが目的ならラブレターを書く。「人を動かす」のが目的なら理由をセットした文章を書く。「報告する」のが目的なら100文字以内の文章を書く。「相談」が目的なら自分の考えをセットした文章を書く。
このように目的を持つと、このようにどんな文章を書くかイメージが湧きます。また、伝わる文章の型の「PREP法」を身につくことで文章力が倍増します。
伝わる文章の型の「PREP法」
文章の本を読んだ方は一度は見たことがある「PREP法」があります。
PREP法とは、伝わる文章の型で、当てはめていけば、筋が通っている限り、ほとんどの場合、伝わります。結論で始めり、結論で終わるという型とも言えます。
- P・・・Point(結論)
- R・・・Reason(理由)
- E・・・Example(具体例)
- P・・・Point(結論)
よく見ると、サンドイッチのように、Point(結論)とPoint(結論)の間に、Reason(理由)、Example(具体例)を挟んでいます。
伝わる文章の型の「PREP法」は、プレゼンなどの会話に役に立ちます。長い話を聞くと、多くの人は最初の話を忘れます。例えば、10分以上の講演で聞くとき、最初の話を忘れる人が多いです。だから、「PREP法」は書くだけではなく、プレゼンなどの会話に役に立ちます。
お気づきの方もいるかもしれませんが、上の文章も「PREP法」で作っています。
- 伝わる文章の型の「PREP法」は、プレゼンなどの会話に役に立ちます。(結論)
- 長い話を聞くと、多くの人は最初の話を忘れます。(理由)
- 例えば、10分以上の講演で聞くとき、最初の話を忘れる人が多いです。(具体例)
- だから、「PREP法」は書くだけではなく、プレゼンなどの会話に役に立ちます。(結論)
このように、「PREP法」を当てはめていくと、自然と伝わる文章になります。
もっと簡単にいうと、難しく考える必要はなくて、「結論→理由→具体例→結論」の順番に当てはめていくだけで伝わる文章が自然と作れます。
これが伝わる文章の型です。
もう一度言います。難しく考える必要はなくて、「結論→理由→具体例→結論」の順番に当てはめていくだけです。
聴覚障がい者の私は「PREP法」の練習としてこの記事を作成しているのはもちろん、仕事でも紙に書いて報連相するときもこの型を使っています。
最初の頃は伝わらなかったり伝わったりでしたが、今ではほとんど伝わります。
このように自ら積極的に「PREP法」を使って場数を踏んでいくと間違いなく文章力が爆伸びします。
聴覚障がい者の私が働いてる会社で起きた出来事を元に「PREP法」を使った文章を作成していきます。
今日の13時に予定していたミーティングが延期になりました。理由としては大雨災害で出席者が少ないため。7人以上出席しないと開催できないので、ミーティングができません。そのためにミーティングが延期になりました。
- 今日の13時に予定していたミーティングが延期になりました。(結論)
- 理由としては大雨災害で出席者が少ないため。(理由)
- 7人以上出席しないと開催できないので、ミーティングができません。(具体例)
- そのためにミーティングが延期になりました。(結論)
聴覚障がい者の私が「PREP法」に当てはめて作成しましたが、短くてもスーッと伝わるのではないでしょうか。
書かずに文章上達はできるの?
ここまではノートに丸写しし、とにかく書きまくって上達する方法を紹介させていただきましたが、中には「書かずに文章力の上達はできるの?」と質問されることがあります。
結論から申し上げますと、読書だけでは文章力は上がりません。しかし、文章力を鍛えたいなら読書が必要です。
矛盾のように聞こえるかもしれませんが、何が言いたいのかいうと、よく読んでいいただくと「読書だけでは文章力は上がりません。しかし、文章力を鍛えたいなら読書が必要です。」の赤文字の「だけでは」と書いています。
つまり、読書だけでは上達しないということです。でも、鍛えたいなら読書も必要ですということです。
本を読むのも大事ですが、「書く」経験を積んでいくのが大事です。要は「場数を踏む」です。
聴覚障がい者の私が感じた読書で得られる効果を紹介します。いろんな効果がありますが、ここは文章力上達に関する効果のみに紹介します。
著者の表現を学べる
先ほど紹介した、「伝わる!文章力が豊かになる本」のように表現の仕方を学べます。
もちろん、文章の書き方も学べます。「こんな書き方もあるんだ」と参考になる場面が数えきれないほどたくさんあります。
聴覚障がい者の私が今まで200冊ほどの小説を読んできましたが、特に参考になるのが池井戸潤氏の小説です。
聴覚障がい者の私個人的に池井戸潤氏の文章が非常にうまく、書き方の参考になります。
読むとスーッと理解できて、まるで頭の中でテレビを見ているのかようにイメージしやすく、めくる手が止まらないほどです。
そこで少しだけ池井戸氏の本を紹介させてください。色々ありますが、聴覚障がい者の私が特に書き方の参考になった本を紹介します。
民王
<div class=”simple-box2″><p>国家的な危機に直面している中で、突然、内閣総理大臣の父と就職活動中の息子が入れ替わります。つまり、親子の入れ替わりで、息子が突然、総理大臣になってしまった。しかも、父親の体!逆に父親は就職活動中の身になってしまった。しかも、息子の体!
親子の入れ替わりでそれぞれの問題を解決していくお話になっています。</p></div>
空を飛ぶタイヤ上・下
<div class=”simple-box2″><p>1人の男性が不正を隠している大手企業に挑む物語。一人の男性は赤松運送の社長で、部下が運転したトラックのタイヤが突然外れ、通行人の女性に直撃してしまった。タイヤが外れたのは、整備不良であれば、赤松運送の責任になるが、警察などの方々で実際に確認したところ、部下の整備士はきちんと仕事をこなしていた。では、タイヤが外れたのか?
その真相を暴くすべく、赤松運送の社長が立ち向かう物語になっています。</p></div>
伝わる力が身につく
読書で得られるもう一つの効果は「伝わる力が身につく」です。
どの本でもそうですが、著者は読み手に伝わるように一生懸命に文章を作っています。だから、読んでも理解できるのです。
要は、文章を書くときも自然と読み手に理解してもらえる文章を考えるようになってきます。
ただ、これは読むときも少しの意識が必要になります。
「これは伝わってくる。この書き方を参考しよう」というような意識が伝わる力の上達につながります。
書く練習できるところ
読書するだけでは文章上達はしない。しかし、上達するためには読書も必要ということを学んでいただきました。
次は、仕事以外で書く練習できるところを紹介します。
- LINE
- X(元Twitter)
- ブログ
- 日記
聴覚障がい者の私が使ったことがある書く練習ができるところを紹介させていただきました。
ただ、日記では「自分向け」なので、伝わる文章の書き方の練習には難しいでしょう。
本記事もブログですが、有料です。無料でブログ開設したい方は、はてなブログがおすすめ。
PREP法を使いこなせるようになりたい方は、X(元Twitter)がおすすめ。140文字制限になっているので、長い文を140文字以内に収まらないといけません。例えば、今聴覚障がい者の読者のあなたが読んでいるこの記事を140文字以内にPREP法でまとめられます。このように、TwitterでPREP法の練習ができます。
長い文章を書くのが好きな方はブログがおすすめです。文字数を気にせずにたくさん書けます。そのとき、PREP法を意識して書いていくと、文章力がかなり上達します。
さらに「好きなこと」を発信していくと、今後、内容次第で収益化が可能になってきます。
もし、ビジネスをやるなら、売れるためには文章力が必須になってきます。
まとめ
文章の上達するためにはプロの文章を丸写しすることです。
おすすめするのは伝わる!文章力が身につく本です。
さらにレベルアップしたい方は伝わる!文章力が豊かになる本がおすすめです。
その本で5周ほど丸写ししながらなぜこの書き方を考えていくと上達します。
また、それだけではなく、実践を重ねる。それも大事です。
PREP法を意識して、書いていくと伝わる文章が自然と作れるので、頭に入れて、
結論→理由→具体例→結論
で書いていきましょう。
また、読書すると文章力は上達できます。しかし、読書だけでは上達しないです。
文章に関するでお悩みをお持ちをお持ちの方がいましたら、ぜひお問合せよりご相談ください。
聴覚障がい者の私がアドバイスさせていただきます!